ブルックスのゴーストアンプってどんな感じ?
そんな疑問に実際に購入して走ってみた率直な感想でズバリ回答します。
- PEBAとEVAをブレンドした新ミッドソール「DNA HYPE」を搭載
- フカフカ沈み込むのではなく、コシのあるクッションで着地がとてもマイルド
- キロ3分55秒までテンポアップしても無理なく対応できる反発
- ヒールカップの剛性と厚めのパッドで、デイリートレーナー級の安定感と保護性能
- 36mm/30mmの中厚底で、厚底特有のごわつきがないスッキリした履き心地

ゴーストアンプは、ブルックスの定番モデル「ゴースト」シリーズから生まれた新しい派生モデル。2026年8月下旬に発売されました。結論から言うと、2026年屈指のデイリートレーナーです。
実はブルックスのシューズを履くのは今回が初めてでした。
正直これまでは、高いし硬くて反発もない、一昔前のシューズみたいなイメージで敬遠していたブランドです。でもゴーストアンプは、そのイメージを完全に払拭してくれました。
レーシングシリーズ「ハイペリオン」で培ったスピードのDNAと、長年愛されてきたゴーストの快適なフィット感を融合させた一足で、カテゴリーとしてはテンポアップにも対応するデイリートレーナーという位置づけです。
実際に履いてみると、クッションはフカフカと沈み込むような柔らかさではなく、しっかりとコシのあるクッションといった感じ。
それでいてクッション感はしっかりとあり、衝撃も吸収してくれるので、足裏で硬さやストレスを感じることはありません。
底付き感もなく、着地はとてもマイルド。クリフトンを思わせるような快適さがあります。
40mmを超えるような厚底シューズにありがちな、ごわつくようなごつさがなく、スッキリとした履き心地。この感触がとても気持ちいいシューズです。
そして反発もしっかりあります。
EVO SLやディヴィエイト ピュア ニトロと比べると反発やロッカーは控えめかもしれませんが、軽量化のために快適性や安定性をそぎ落とすようなストイックさがないのがいいところ。
履いた感じはデイリートレーナーのような安心感で、テンポアップしようとしたらしっかり対応してくれます。
価格は19,800円。ブルックスの中では手に取りやすい価格ですし、2万円台のシューズも珍しくない今の市場を考えると、この内容でこの価格はかなり優秀です。
テンポアップシューズの部類と思われますが、アッパーの素材、シュータンのクッション、足首周りのパッド、ヒールカップの剛性など、デイリートレーナーとして欲しい要素がふんだんに詰め込まれています。
テンポアップシューズというよりは、優秀なデイリートレーナーといった作りです。
安定感と保護性能はデイリートレーナー級。それでいてテンポアップにも応えてくれる、驚きのバランス
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執筆者紹介
- 40代会社員ランナー(5人家族)
- ラン歴4年目
- ジョグ用に特化して30足以上購入
- 月間走行距離300km前後
- フルマラソン自己ベスト
4時間29分6秒 ←足を痛めながらも出走
(第2回ひたちシーサイドマラソン)
〝楽に楽しくランニング〟をテーマに初心者ランナーに近い目線で発信します。
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ゴーストアンプの主な特徴


ゴーストアンプの特徴について解説します。
ゴーストアンプの特徴 〝ゴーストの安心感に、スピードの楽しさを〟


ここ数年、カーボンプレートとスーパーフォームを積んだレーシングシューズの技術が、一般ランナーの日常のジョグやテンポ走向けのシューズへと降りてきています。
プレートは入れずに、高い反発と軽さ、そして自然な屈曲性を両立させた「スーパー・デイリートレーナー」と呼ばれるカテゴリーです。ゴーストアンプは、ブルックスがこのカテゴリーに投入してきた一足になります。
ブルックスは1914年創業のアメリカの老舗ブランドで、耐久性と万人受けする安定性を重視したシューズ作りで支持を集めてきました。
一方で「信頼できるけれど乗り味が退屈」と言われることもあったブランドです。
ゴーストアンプは、そのイメージを変えるために作られた意欲的なモデル。
定番のゴーストを軽量化しただけではなく、ミッドソールの素材配合からアウトソールの形状、アッパーの構造まで、ゼロベースで設計し直されています。
中核となるのが新開発のミッドソール「DNA HYPE」。
スーパーシューズに使われる高反発素材のPEBAと、伝統的な緩衝材であるEVAをブレンドし、そこに窒素を注入した複合フォームです。
PEBA単体は反発と軽さに優れる反面、柔らかすぎて横ブレが出やすく耐久性も低いという弱点があります。
あえてEVAとブレンドすることで、毎日の練習に耐える耐久性と、疲れた脚でもブレない安定感を確保しています。
沈み込みが少なく、適度なコシと引き締まった感触が感じられるミッドソールです。
PEBAとEVAのブレンドは、ニューバランスのFuelCell Rebel v5にも採用されている組み合わせです。
さらに、インソールとミッドソールの間にある中底を廃止し、インソールが直接ミッドソールのフォームの上に乗る構造を採用。足裏でDNA HYPEの柔らかさと反発を感じ取りやすくなっています。
前足部には「SpringRamp(スプリングランプ)」という形状を採用。
船底のように強制的に転がすフルロッカーではなく、蹴り出しの部分にだけ角度と硬さをつけて弾きを効かせる設計です。
ゆっくり走るときは自分の脚でコントロールできる自然な接地感を保ちながら、ペースを上げて前足部に荷重がかかったときにだけ、バネのような推進力が働きます。
アッパーには、張りのあるワープニットを採用。テンポアップシューズはアッパーの生地が薄すぎて頼りない、というイメージが強いと思いますが、ゴーストアンプはデイリートレーナーのようなしっかりとした厚手の生地で、足をしっかり包み込むフィットになっています。冬の寒い時期でも快適に履けそうです。
アウトソールは、シューズ全体の軽量化のために、一般的なデイリートレーナーと比べるとラバーが薄めに設定されています。必要な部分に絞って配置することで、250gという重量と、中厚底らしいスッキリした足元を実現しています。
実際に走ってみても、乾いた路面でのグリップは問題ありません。しっかりと路面を捉えてくれて、蹴り出しで滑るような不安はありませんでした。ただ、濡れた路面での挙動と耐久性については気になる点があったので、これは後ほど詳しくお伝えします。
DNA HYPEにSpringRamp、厚手のワープニット。シンプルな見た目ですが機能が盛りだくさんです!
- DNA HYPE:PEBAとEVAをブレンドした窒素注入フォーム。反発と安定感・耐久性を両立
- 中底の廃止:足裏でフォームの柔らかさと反発をダイレクトに感じられる
- SpringRamp:ペースを上げたときだけ弾く、自然な前足部の設計
- ワープニットアッパー:張りがあり、足をしっかり包み込む高いフィット感
- アウトソール:軽量化のためラバーは薄め。乾いた路面でのグリップは問題なし
- 6mmドロップ・36mm/30mmの中厚底:軽快でごわつかない走り心地
ゴーストアンプの基本仕様
ゴーストアンプの基本仕様は以下の通りです。
注目したいのはソール厚とドロップです。従来のゴースト(ゴースト18など)が12mm前後の高めのドロップだったのに対し、アンプは6mm。最近のシューズは40mmを超えるものも多い中、ゴーストアンプは36mmと控えめで、中厚底な部類になります。
また重さも、27cmで250gは重すぎるわけではないですが、特別軽いわけでもない。仕様の数字だけ見ると、目立った点もなく普通な感じです。
ただ、実際に履いて走ってみると印象が変わります。
数字だけ見ると控えめですが、これがスッキリした履き心地につながっています!
ミッドソール:フカフカではない、コシのあるクッション


ゴーストアンプのミッドソールについてレビュー解説します。
底付き感がなく、着地がとてもマイルド
履いた感触としては、クッションはフカフカと沈み込みのあるような柔らかさではなく、しっかりとコシのあるクッションといった感じです。
沈み込みは少ないですが、密度の高い引き締まったクッション感が衝撃をしっかりと吸収してくれるので、足裏で硬さやストレスを感じるようなことはありません。
EVA由来の適度な硬さのコシのあるクッションで、底付き感もなく、着地がとてもマイルド。クリフトンを思わせるような、とても快適な履き心地です。
そして40mmを超えるような厚底シューズにある、ごわつくようなごつさがありません。
やはり40mmを超えてくると、どうしても地面が遠く、シューズの大きさを感じます。
ゴーストアンプはミッドソールが36mmなので、スッキリとした履き心地。この感触がとても気持ちいいです。
反発もしっかりある。ただしEVO SLやピュアニトロよりは控えめ
反発もしっかりあります。軽い着地でも、スーパーボールのようなゴム感のある反発を感じます。
ロッカーは、低ドロップということもあって着地はフラットな感触です。
ただ、テンポアップすると足先のSpringRamp構造で蹴り出しはスムーズ。ペースを上げたときだけ前に押してくれる感覚があります。
EVO SLやディヴィエイト ピュア ニトロに比べると、反発もロッカーも控えめかもしれません。
ただ、他のテンポアップシューズのように軽量化のために快適性や安定性をそぎ落として、強い反発でスピードを上げるようなストイックさがないのがいいところ。
履いた感じはデイリートレーナーのような安心感で、それでいてテンポアップしようとしたら、しっかりと対応してくれます。
他のランニングシューズと比較したミッドソールのイメージは以下の通りです。
コシのあるクッションで着地はマイルド。これがとにかく気持ちいいです!
ミッドソールの屈曲性、クッション性をフォースメーターを使って測定してみました。
屈曲性は約90°に曲げたときの力を、クッション性は約1cm沈み込んだ時の力を測定しています。それぞれ3回ずつ測定し、平均値を出しています。




屈曲性は高ければ高いほど曲げから戻る力で推進力を得られますが、足に負担がかかります。
クッション性は低いほど柔らかく、足への負担を軽減できますが沈み込みすぎると力を吸収されて推進力が落ちる場合があります。
他のランニングシューズと比較した測定結果は以下の通り。
| シューズ | 屈曲性[N(90°)] | クッション[N(1cm)] |
|---|---|---|
| ゴーストアンプ | 54.7 | 84.2 |
| リンコン5 | 72.2 | 72.7 |
| ネオゼン2 | 81.3 | 78.0 |
| 1080v15 | 66.7 | 89.8 |
| ゲルニンバス28 | 104.9 | 84.0 |
| ボメロプラス | 93.7 | 110.1 |
| ノヴァブラスト5 | 54.6 | 66.2 |
| ボメロ18 | 57.4 | 63.0 |
ゴーストアンプの屈曲性は他のシューズと比べて柔らかめの剛性です。ソールの剛性でガイドされるのではなく、自分の脚で走るタイプのシューズ。
クッション性も数値で見るとやや硬め。沈み込みの少ない弾力のある履き心地です。
PEBA+EVAの混合フォームに感じた将来性
ゴーストアンプのミッドソール「DNA HYPE」は、PEBAとEVAの混合フォームです。
PEBAの柔らかさと反発に、EVAのコシのあるクッションが加わっていて、かなり将来性のある素材だと感じました。
FuelCell Rebel v5も同じようにPEBAとEVAの混合ですが、しっかりとしたクッション感に軽やかな反発が加わって快適なシューズでした。
上層がPEBAで下層が安定感のEVA、という2層構造のシューズもよく見かけます。
その場合は、やはり直接足裏が接するPEBAの柔らかさと反発をより感じやすい気がします。それに対して混合ブレンドは、PEBAの柔らかさと反発の中にEVAのコシも感じられるのがいいところ。これが反発と快適な履き心地を生み出していると感じます。
今後は混合ブレンドのシューズにも注目していきたいと感じました。
アウトソール:濡れた路面が滑りやすいのが惜しい


ゴーストアンプのアウトソールについてレビュー解説します。
ここまでべた褒めのゴーストアンプですが、残念なポイントを挙げるとするとアウトソールです。
乾いた路面なら問題ないのですが、濡れた路面だとちょっと滑りやすい。踏み出すたびに、ずりっ、ずりっと滑るような感覚があります。
ノヴァブラスト5のAHAR LOのような、踏み出す時のすべりやすさです。
走りそのものが本当に良いシューズなだけに、ここは非常に残念なところ。ブルックスのシューズって、どれもこんな感じなのでしょうか。
あと、アウトソールのラバーも軽量化のためか、見るからに薄い。耐久性も若干心配です。
ここは割り切って、路面が濡れているときは履かない。
私は晴れた日専用で使っていこうと思います。
雨の日や雨上がりに走ることが多い方は、注意しておいた方がいいと思います。
アウトソールの幅をデジタルノギスを使って実際に測ってみました。
前足部、かかと部の幅を3回ずつ測定し、平均値を出しています。




他のランニングシューズと比較した測定結果は以下の通り。
| シューズ | 前足部の幅[mm] | かかと部の幅[mm] |
|---|---|---|
| ゴーストアンプ | 107.5 | 87.4 |
| リンコン5 | 111.0 | 91.8 |
| ネオゼン2 | 110.5 | 90.5 |
| 1080v15 | 107.3 | 90.9 |
| ゲルニンバス28 | 111.2 | 95.6 |
| ボメロプラス | 110.1 | 94.3 |
| ノヴァブラスト5 | 115.5 | 93.8 |
| ボメロ18 | 113.1 | 94.4 |
接地面積は広いほど安定しますが、スピードを出すのには不向きです。
ゴーストアンプのアウトソールは前足部もかかと部もやや細目のデザイン。
接地面積も小さくはなりますが、ミッドソールがしっかりとしているのでグラつくこともなく高い安定性を維持しています。
アッパー:薄すぎず、しっかりと足を守ってくれる




ゴーストアンプのアッパーについてレビュー解説します。
アッパーには、軽量で通気性に優れたワープニット素材が採用されています。
アッパーの生地も、テンポアップシューズにありがちな軽さ重視で薄すぎるということがなく、しっかりと厚みのあるアッパーで足の保護性能も高いです。
足先には十分余裕あり。長さ方向はちょっと長めに余裕があったので、ハーフサイズ下げても良かったかもしれません。
前足部は、海外のシューズにしては幅は広めで、甲の高さ方向もスペースは十分にある感じ。かといってゆったり余っているわけでもなく、適度なフィット感です。
ただ、ノヴァブラスト6などアシックスのシューズに比べると、前足部の空間は少なめです。足幅が気になる方は、ワンサイズ上げてもいいかもしれません。
サイズ感をまとめると、長さはやや長め。足幅が気にならない方はハーフサイズダウンでもいいと思います。
逆に、ノヴァブラスト6より細めだと思っていただいて、足幅が気になる方にはハーフサイズアップをおすすめします。
厚手のアッパーでしっかり足を守ってくれます!
履き口:驚いたのはヒールカップの剛性




ゴーストアンプの履き口周りについてレビュー解説します。
中足部のホールド感は、中足部が細めになっていることもあり、かなりピッタリとしたホールド感です。
シュータンはガセットタン構造で、しっかりとパッドがついていることもあって、靴紐のストレスもなく、足の甲からもしっかりとホールドしてくれます。
足首周りも厚めのパッドがついていて、ホールド感はかなりしっかりしています。
そして驚きなのが、かかと周りのヒールカップ。こういうテンポアップ系のシューズには珍しく、かなり剛性があり、かかとをかっちりとホールドしてくれます。
ゴーストアンプはテンポアップシューズの部類と思われますが、アッパーの素材、シュータンのクッション、足首周りのパッド、ヒールカップの剛性など、デイリートレーナーとして欲しい要素がふんだんに詰め込まれていて、かなり安定感と保護性能、安心感のあるシューズになっています。
履き口周りの幅をデジタルノギスを使って、ヒール部の高さを定規を使って実際に測ってみました。
履き口周りはサイド、ヒール、シュータンの幅を3回ずつ測定し、平均値を出しています。
ヒール部の高さは定規を入れて1回測定しています。








他のランニングシューズと比較した測定結果は以下の通り。
| シューズ | サイド[mm] | ヒール[mm] | シュータン[mm] | ヒール高さ[mm] |
|---|---|---|---|---|
| ゴーストアンプ | 15.2 | 20.0 | 6.4 | 71.0 |
| リンコン5 | 12.7 | 17.9 | 10.3 | 73.0 |
| ネオゼン2 | 13.3 | 12.9 | 1.9 | 73.0 |
| 1080v15 | 13.9 | 17.1 | 7.5 | 78.0 |
| ゲルニンバス28 | 16.5 | 14.6 | 1.7 | 78.0 |
| ボメロプラス | 13.1 | 17.0 | 11.7 | 75.0 |
| ノヴァブラスト5 | 16.7 | 14.2 | 2.7 | 77.0 |
| ボメロ18 | 13.1 | 16.7 | 12.6 | 68.0 |
ゴーストアンプの履き口周りのクッションはテンポアップにしてはかなり厚めなクッションになっています。
ヒールカウンターの剛性もあり、足首周りを快適にしっかりとホールドしてくれます。
重さ:27cmで250g


ゴーストアンプの重量は、ブルックス公式で27.0cm 250gです。
実測では25.5cmで237.1gでした。
重さとしては軽くも重くもなく。普通な感じ。EVO SLやディヴィエイト ピュア ニトロのような軽量モデルと比べると重く、履いてみてもゴーストアンプの方がシューズの存在感を感じます。
しかし、厚みのあるアッパー、パッドの入ったシュータン、厚めの足首周りのパッド、そして剛性の高いヒールカップと、保護性能にしっかり振られた作りになっています。
その分の重さだと考えれば納得できますし、走っていてそこまで重さが気になることはありませんでした。
デイリートレーナーのような保護性能に振った作りで、走っていて重さは気になりませんでした!
ゴーストアンプを実際に履いてみた感想




実際にゴーストアンプを履いて走ってみたので感想をお伝えします。
キロ3分55秒まで、違和感なくテンポアップできた


一番驚いたのがテンポアップの性能です。キロ3分55秒までテンポアップしても無理な感じがなく、違和感なくテンポアップできました。
別の日に、EVO SLでキロ3分57秒までテンポアップしました。
確かにEVO SLに比べるとシューズの重さというか存在感はありますが、軽すぎて脚が空回りするような感じもなく、逆にバランスよく安定して走れたような感覚もありました。
ゴーストアンプでもテンポアップに十分対応できていると感じました。
EVO SLやピュアニトロほどの軽さ・反発を期待すると違うかも


正直に書くと、EVO SLやディヴィエイト ピュア ニトロの方が明らかに軽量で、反発もロッカーもあります。そこまで期待すると、期待外れに思われるかもしれません。
本気でもっと速度を上げたいならそちらの方がいいと思います。ただ個人的には、キロ4分くらいならゴーストアンプでも十分。反発が足りないとか、もたつくということも、そこまで感じませんでした。
安定感・保護性能とテンポアップ性能の両立が驚き
それ以上に驚いたのがバランスです。
デイリートレーナー並みのクッション感、足首と中足部のホールド感、ヒールカップの剛性と安定性、足を守る保護性能がありながら、EVO SLやディヴィエイト ピュア ニトロに匹敵するテンポアップの性能も持っている。
まさに両立しているバランスが驚きでした。
LSDからジョグ、テンポアップまでこなす汎用性
まだ最長でも10kmしか走っていませんが、LSDでも、クリフトンを思わせるコシのあるクッション感と安定性が足を守ってくれて、安心して使えると思います。
ゆっくりジョグでもクッションがあり快適。普段のジョグでは、軽い着地でもスーパーボールのゴムのような弾力のある反発があるので、普段のジョグから楽しくランニングできます。
そこにテンポアップにも十分対応できる反発が加わって、本当に汎用性の高いシューズだと驚きました。
走ろうと思えばしっかりペースアップもできるので、サブ4なら十分、サブ3.5くらいまでなら練習から本番まで十分対応できるシューズだと思います。1足ですべての練習を兼ねたい、さまざまな走力のランナーさんに試してみてほしいシューズです。
厚底に疲れてきた人にこそ面白い一足


最近は40mmを超える厚底が当たり前になってきて、若干厚底に疲れている方も多いのではないかと思います。ぶっちゃけ私もそうです。
そういうランナーさんにこそ、中厚底で接地感もありながら、しっかりとしたクッションと反発のあるゴーストアンプは面白い選択肢になったと思います。スーパートレーナーはなかなか履きこなせないのですが、ゴーストアンプの方が断然走りやすいです。
普段履き・ウォーキングにも使えるデザイン
デザイン面もシンプルながら、スポーツシューズにありがちな派手な色合いではなく、落ち着いていて普段履きにもスタイリッシュに使えてオシャレです。
クリフトンのようなコシのあるクッションがあるので、普段履きやウォーキングにも十分使えます。テンポアップシューズはアッパーが薄かったり、ロッカーが効きすぎて普段履きには向かなかったりしますが、ゴーストアンプは普段履きでも十分使えます。まさに普段履きからテンポアップまで、非常に幅広く使えるシューズです。
ブルックスは初めてだったが、2026年最高クラスの一足
実はブルックスのシューズを履くのは今回が初めてでした。ゴーストアンプでいきなり、いいシューズと出会うことができました。2026年最高クラスにおすすめできるシューズの一つだと思います。
ゴーストアンプ vs 競合シューズ比較
ゴーストアンプって他のシューズと比べてどうなの?
ゴーストアンプを他社の競合モデルと比較します。
まずはブルックスのラインナップ内での位置づけです。
位置づけとしては、レーシングラインの「ハイペリオン」と、従来の「ゴースト」の間にあったギャップを埋める存在。毎日の練習で使い倒せるテンポシューズという狙いのモデルです。
ゴースト18が「派手さよりも一貫性」の頼れる相棒だとすれば、アンプは「走っていて楽しい」方向にはっきり振ったモデルです。
ゴーストマックス2は同じ6mmドロップですが、クッションの量と幅を拡張して歩行やLSDの安定性を追求したモデルなので、軽快に走りたい日はアンプ、脚を守ってゆっくり進みたい日はマックス2という使い分けができます。
次に他社の競合モデルとの比較です。
| シューズ | 比較のポイント |
|---|---|
| EVO SL(アディダス) | 軽さ・反発・ロッカーは明確に上。ただしホールド感と疲労時の安定感はゴーストアンプ |
| ディヴィエイト ピュア ニトロ(プーマ) | 軽量で反発も強め。保護性能と安定感を求めるならゴーストアンプ |
| FuelCell Rebel v5(ニューバランス) | 同じPEBA+EVAの混合フォーム。柔らかく軽いが、芯のある安定感はゴーストアンプ |
| ノヴァブラスト6(アシックス) | トランポリンのようなバウンス感が魅力。接地感と安定感はゴーストアンプ |
| スーパーブラスト3(アシックス) | より厚くクッション寄りで長距離特化。中厚底の軽快さならゴーストアンプ |
ゴーストアンプは、テンポアップシューズほど攻撃的でなく、日常使いのしやすさを保ったまま、必要なときにスピードも出せるという、ちょうど中間のポジションにいるシューズです。
ゴーストアンプの評判
国内外でのゴーストアンプの評判についてもご紹介します。
Doctors of Runningのレビュー
- 新フォーム「DNA HYPE」によってしっかりと弾む反発性が加わり、走る楽しさと汎用性が大幅にアップしている
- 最速のレーシングシューズではないが、日々のジョグからテンポ走まで1足で気持ちよくカバーできる万能ライトウェイトトレーナー
- 2026年現在のデイリートレーナーとして理想的な進化を遂げた一足
RadDadBodTVのレビュー
- 過度にスピード寄りの靴ではなく、日常のマイルを気持ちよくこなすための、より弾むモダンなデイリートレーナー
- ディヴィエイトピュアより少しソフトで、ノヴァブラストほどの強い弾きはないが、安定した日常トレーナーとして競合する
- 初心者〜中級者の最初の1足・確実なデイリートレーナーを探している人におすすめ
クセがなく、クッションと安定感があって初心者の最初の1足としてもおすすめ。
Meta Enduranceのレビュー
- 「レビュー用以外の日は毎日履きたい」と語るほどミッドソールの出来を大絶賛
- EVA由来の耐久性・低コスト性と、PEBAのソフトさ・バウンス・ダイナミズムを見事に融合
- 雨上がりのブリュッセルの濡れた路面で走った際、非常に滑りやすくトラクション不足を感じた
濡れた路面の滑りやすさだけは、私も一番気になったポイントです。
ゴーストアンプはこんな人におすすめ!
ゴーストアンプは、デイリートレーナーの安心感とテンポアップの性能を両立した、汎用性の高い一足です。
特におすすめしたいランナー
- 初心者の方の一足目 ── しっかりしたクッションと安定感があるので、最初の一足としても十分おすすめできます
- 1足ですべての練習を兼ねたい方 ── ジョグからロング走、テンポアップまでこれ1足でカバーできます
- サブ4〜サブ3.5のランナー ── サブ4なら十分、サブ3.5くらいまでなら練習から本番まで対応できます
- 厚底に少し疲れてきた方 ── 中厚底で接地感がありながら、クッションと反発もしっかりあります
- 安定感と保護性能を大事にしたい方 ── ヒールカップの剛性とホールド感はテンポ系とは思えないレベル
- テンポアップ用のシューズを普段履きにも使いたい方 ── アッパーに厚みがあり、デザインも落ち着いていて普段履きでも使いやすいです
- ブルックスを試したことがない方 ── 私も初めてでしたが、2026年最高クラスの一足だと感じました
以下のようなランナーには少し注意が必要です。
- とにかく軽さと強い反発が欲しい方 ── EVO SLやディヴィエイト ピュア ニトロの方が明確に上です
- 雨の日や雨上がりに走ることが多い方 ── 濡れた路面では滑りやすいと感じました
- 長く履き込みたい方 ── アウトソールのラバーが薄く、耐久性は少し心配です
- フワフワなクッションが好きな方 ── ゴムの様な弾力のあるミッドソールなので、フワフワなクッションをイメージすると硬く感じるかもしれません
1足ですべての練習を兼ねたい方には、本当におすすめできる一足です!
総合評価:安定感とテンポアップを両立した、2026年最高クラスの一足


以上、ブルックス ゴーストアンプのレビューをご紹介させていただきました。
汎用性の高いシューズはこれまでもたくさんありましたが、デイリートレーナーだと、いざテンポアップするときに反発が足りなかったり、逆にテンポアップシューズは脚の保護性能や安定感の面で普段のジョグには使いにくかったりします。
ゴーストアンプは、そこをこれまでにないくらい見事に両立させた一足でした。
2026年屈指の進化系デイリートレーナーと言えると思います。
コシのあるクッションで着地はマイルド、厚底特有のごわつきもなくスッキリ。それでいてキロ3分55秒までのテンポアップにも違和感なく対応してくれる。
デイリートレーナー並みの安定感と保護性能を持ちながら、テンポアップの性能も備えているバランスの良さには本当に驚きました。
弱点はアウトソールです。濡れた路面では踏み出すたびに滑りやすく、ラバーも見るからに薄めで耐久性は少し心配。
走りが本当に良いシューズなだけに、ここは惜しいポイントで、私は晴れた日専用で使っていこうと思っています。
それでも、ブルックスの中では手に取りやすい19,800円という価格で、ジョグからLSD、テンポアップまで1足でこなせる汎用性は大きな魅力。
サブ4なら十分、サブ3.5くらいまでなら練習から本番まで対応できますし、40mmを超える厚底に疲れてきた方にとっても面白い選択肢になると思います。
ブルックスは硬くて反発もない一昔前のシューズ、というイメージで敬遠していましたが、ゴーストアンプはそのイメージを完全に払拭してくれました。2026年最高クラスにおすすめできるシューズの一つです。
ぜひ実店舗での試着もお試しください!
ブルックスのイメージが変わる一足でした。ぜひ試してみてください!
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