ナイキのボメロプラスってどんな感じ？
そんな疑問に毎月1足以上ジョグ用シューズを購入している筆者がズバリ回答します。
- 弾むようなクッションと反発
- ジョグからテンポアップまで使える汎用性
- 重さを感じさせないライド感
ボメロプラスはナイキの厚底クッションシューズボメロ18の上位モデル。
フルレングスでZoomXを使うことで、ボメロ18よりクッション性と反発も強化されています。
履いた瞬間、ポンポンと弾むようなクッションと反発で、ボメロ18とはまるで違う履き心地。
強めの反発で自然と脚が進みラクにペースを維持できます。
感触としてはノヴァブラスト5に近く、更にクッション性と反発を高めた感じ。
ノヴァブラスト5が好きな人はボメロプラスも合うと思うので、ノヴァブラスト5の後継を探している方にぜひ試してみてほしい一足です。
クッションシューズというよりはデイリートレーナーとして使える万能モデル
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執筆者紹介
- 40代会社員ランナー（5人家族）
- ラン歴3年目
- 月間走行距離300km前後
- フルマラソン自己ベスト
4時間29分6秒
（第2回ひたちシーサイドマラソン）
〝楽に楽しくランニング〟をテーマに初心者ランナーに近い目線で発信します。
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ボメロプラスの主な特徴
ボメロプラスの特徴について解説します。
ボメロプラスの特徴〝レベルアップした快適な履き心地〟
ボメロプラスは、高いレベルでクッション性と反発を兼ね備えたシューズ。
全面に分厚いZoomXフォームミッドソールを採用し、Nike史上最高のエネルギーリターン率を実現。
クッション性も最大級で、しっかりと衝撃を吸収し脚を守ってくれます。
クッションも反発も最大級のハイテクシューズ！
- 最大級のクッションと反発のZoomXミッドソール
- 2層の柔らかく通気性の良いエンジニアードメッシュアッパー
- 全面にラバーが配置され、強いグリップ力のアウトソール
ボメロプラスの基本仕様
ストラクチャー26の基本仕様は以下の通りです。
前足部でも35mmの厚みがありポンポンとした蹴りだし楽しいです
ミッドソール：バルーンの様に柔らかく、反発もあり
ボメロプラスのミッドソールについてレビュー解説します。
ボメロプラスは、柔らかく反発性も強いZoomXフォームを全面に使ったミッドソールが最大の特徴。
踵：45mm／前足部：35mmで最大級の厚さ。
どこで着地しても柔らかいクッションを感じることができます。
ドロップ差は10mmで自然と前に脚が出る感覚をサポートしています。
ボメロ18よりは明らかに柔らかいクッション
反発もとても強く、優しく着地するだけで自動的に脚が前に運ばれる感触があります。
ミッドソールの屈曲性、クッション性をフォースメーターを使って測定してみました。
屈曲性は約90°に曲げたときの力を、クッション性は約1cm沈み込んだ時の力を測定しています。それぞれ3回ずつ測定し、平均値を出しています。
屈曲性は高ければ高いほど曲げから戻る力で推進力を得られますが、足に負担がかかります。
クッション性は低いほど柔らかく、足への負担を軽減できますが沈み込みすぎると力を吸収されて推進力が落ちる場合があります。
他のランニングシューズと比較したボメロプラスの測定結果は以下の通り。
| シューズ | 屈曲性[N(90°)] | クッション[N(1cm)] |
|---|---|---|
| ボメロプラス | 93.7 | 110.1 |
| Fresh Foam X 1080 v14 | 65.2 | 89.2 |
| アディゼロ EVO SL | 86.4 | 106.8 |
| クリフトン10 | 82.3 | 77.1 |
| ノヴァブラスト5 | 54.6 | 66.2 |
| ウェーブライダー29 | 51.4 | 69.4 |
| ボメロ18 | 57.4 | 63.0 |
| ヴェロシティニトロ4 | 41.8 | 67.2 |
ボメロプラスの屈曲性は他のシューズと比べて硬め。
剛性があり、シューズ自体の形状で転がるようなライド感があります。
クッション性も数値で見ると硬め。
履いた感触としては柔らかいと感じるので、沈み込みは少なく、しっかりと衝撃を吸収してくれます。
アウトソール：路面をしっかりと掴むグリップ
ボメロプラスのアウトソールについてレビュー解説します。
ボメロプラスのアウトソールは、最近のシューズには珍しくほぼ全面にラバーが接地されているのが特長。
どこで着いてもしっかりとしたグリップ力があります。
濡れた路面でも滑らずに快適に走れます。
また、靴底の形状もフラット。特に真ん中がくりぬかれたりといった形にはなっていないため、グラつきも少なく安定した接地感があります。
ラバー素材の厚みもしっかりとあるので、耐久性も問題なさそうです。
アウトソールの幅をデジタルノギスを使って実際に測ってみました。
前足部、かかと部の幅を3回ずつ測定し、平均値を出しています。
他のランニングシューズと比較したボメロプラスの測定結果は以下の通り。
| シューズ | 前足部の幅[mm] | かかと部の幅[mm] |
|---|---|---|
| ボメロプラス | 110.1 | 94.3 |
| Fresh Foam X 1080 v14 | 118.1 | 94.6 |
| アディゼロ EVO SL | 111.4 | 83.6 |
| クリフトン10 | 110.6 | 92.9 |
| ノヴァブラスト5 | 115.5 | 93.8 |
| ウェーブライダー29 | 113.1 | 86.3 |
| ボメロ18 | 113.1 | 94.4 |
| PUMA ヴェロシティニトロ4 | 108.4 | 87.3 |
接地面積は広いほど安定しますが、スピードを出すのには不向きです。
ボメロプラスの前足部とかかと部はやや細目の設計。
ペタペタと走らず、足離れのいい接地感です。
アッパー：厚みがあり通気性も高いアッパー
ボメロプラスのアッパーについてレビュー解説します。
ボメロプラスのアッパーは、通気性の高いエンジニアードメッシュを採用。
2層のメッシュ構造となっています。
厚みもあり、素材もとても柔らかいので足当たりはとてもやさしい感じです。
厚みがあるので寒い冬のランニングにはありがたいです。
履き口：ボリューム満点の履き口周りのクッション
ボメロプラスの履き口周りについてレビュー解説します。
ボメロ18の時と同様に、履き口周りのクッションはかなり厚め。
履いた瞬間の優しいホールド感で幸せな気持ちになれます。
履き口のクッションが厚いと高級車に乗るような満足感
履き口周りの幅をデジタルノギスを使って、ヒール部の高さを定規を使って実際に測ってみました。
履き口周りはサイド、ヒール、シュータンの幅を3回ずつ測定し、平均値を出しています。
ヒール部の高さは定規を入れて1回測定しています。
他のランニングシューズと比較したボメロプラスの測定結果は以下の通り。
| シューズ | サイド[mm] | ヒール[mm] | シュータン[mm] | ヒール高さ[mm] |
|---|---|---|---|---|
| ボメロプラス | 13.1 | 17.0 | 11.7 | 75.0 |
| Fresh Foam X 1080 v14 | 12.1 | 16.6 | 8.4 | 80.0 |
| アディゼロ EVO SL | 11.9 | 13.9 | 1.9 | 70.0 |
| クリフトン10 | 13.6 | 16.3 | 11.5 | 85.0 |
| ノヴァブラスト5 | 16.7 | 14.2 | 2.7 | 77.0 |
| ウェーブライダー29 | 15.3 | 17.7 | 8.0 | 73.0 |
| ボメロ18 | 13.1 | 16.7 | 12.6 | 68.0 |
| ヴェロシティニトロ4 | 15.7 | 17.6 | 5.0 | 78.0 |
ボメロプラスの履き口周りのクッション、シュータンはかなり厚め。
優しいホールド感で履いた瞬間の満足度が高いです。
重さ：超厚底の割には軽量
ボメロプラスの重さは25.5cmで実測は255.9gでした。
45mmもある厚底クッション系のシューズの割にはとても軽量。
ボメロ18が実測で272.9gだったので、ボメロ18よりは軽いです。
強めの反発があり重さ以上に軽快に走れます
ボメロ18とボメロプラスの違い
ボメロ18とボメロプラスを比較してみます。
| 項目 | ボメロ18 | ボメロプラス |
|---|---|---|
| 発売日 | 2023年10月 | 2025年8月 |
| 価格（税込） | 16,500円 | 22,000円 |
| ミッドソール構成 | ZoomX+ReactX | ZoomX |
| 重さ（28.0cm） | 約325g | 約292g |
| スタックハイト | 踵：約46mm 前足部：約36mm | 踵：約45mm 前足部：35mm |
| ドロップ | 10mm | 10mm |
| クッション性 | 硬めで衝撃をしっかり吸収 | 非常に柔らかい |
| 反発性 | 適度な反発 | 強い反発 |
| 安定性 | グラつきのない安定感 | アウトソールの形状、広いラバー面積でより高い安定感 |
| 推奨ランナー | 初心者〜上級者 | 初心者〜上級者 |
| 主な用途 | ジョグ、リカバリー | ペース走、ジョグ、リカバリー |
ミッドソールの素材が全面ZoomXになったのが大きな変更点。
クッション性も反発も増しているのに、重さは軽くなっています。
まさにボメロ18を更に進化させたシューズです。
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ボメロプラスを実際に履いてみた感想
実際にボメロプラスを履いて走ってみたので感想をお伝えします。
サイズは通常と同じサイズで問題なし
通常25.5cmを購入しますが、ボメロプラスも25.5cmで購入。
足先には1cmほど余裕があるので、長さは問題ありません。
足幅はやや細目な印象。足幅が気になる方はワンサイズ上げることをおすすめします。
バランスボールのようなミッドソール
最大の特長である柔らかいミッドソール。
本当にバランスボールに乗ってるかのように優しく、ポヨンポヨンと跳ねるような感触です。
沈み込んで衝撃を吸収するというよりも、その衝撃を反発力にしっかりと変えてくれているので、力まずリラックスして走れます。
ペースアップにも使える反発と汎用性
ボメロ18は沈みこみが少なく、そのままレスポンスのいい反発力に変えている感じでしたが、反発がそこまで強くなくペースアップするにはやや重さが気になりました。
その点、ボメロプラスは軽量化され更に反発力が更に強化されているので、ペースアップしても気持ちよく走れます。
クッションと反発を両立させて進化したとてもバランスのいいシューズです。
厚底ながら汎用性がかなり高いシューズです
履き口のホールド感がとても気持ちいい
ボメロプラスは、シュータンや履き口周りのクッションが厚めで優しいホールド感があります。
履き口周りのクッションが厚いと、履いた瞬間に足当たりが心地良く、ランニングも気持ちよくスタートできます。
薄いといかにも〝トレーニング〟って部活感があり、ややテンション下がります
日々のジョギングを快適にするためにも、履き口周りの厚めのクッションはとてもありがたいです。
グリップ力は強く濡れた路面でも安心
ボメロプラスのグリップ力はかなりしっかりと強めです。
アスファルトではしっかりと路面を掴むような感触を感じます。
また濡れた路面でも滑るようなことはないので、雨上がりのランニングでも安心です。
柔らかく厚みのあるアッパーで履き心地も最高
ボメロプラスのアッパーはしっかりとした厚みがあり、それでいてとても柔らかい素材になっています。
フワッと柔らかく包み込んでくれるような足当たりで、とても気持ちがいいです。
厚みがあるので冬場のランニングでは暖かく快適です。
2層になってて、うっすらナイキのマークが見えるのがかっこいい
普段履きにもマッチするデザインと機能面
ボメロプラスはカラーバリエーションも豊富。
派手めな色だけでなく、オールブラックやホワイトもあります。
デザインもスニーカーに近いスタイリッシュなデザインなので、ホワイトやブラックを選べば普段履きにもとても使いやすいです。
特にクッションがかなり柔らかいので、長時間歩いても全然疲れなくてとても快適。
立ち仕事でもクッションのおかげで脚が疲れにくく、普段履きとして使うのもとてもおすすめです。
ブラックにしようか迷いましたが、珍しい色合いのグリーンを選択。
落ち着きのあるグリーンでとてもオシャレ！普段履きにも使いやすく大満足です。
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ボメロプラス vs ○○ 比較レビュー
ボメロプラスって他の似たようなシューズと比較してどうなんだろ？
と思われる方も多いと思います。以下の記事でボメロプラスを私が持っている他のランニングシューズと1対1で徹底比較レビューしています。
どちらのシューズがいいのか、気になる方はぜひチェックしてみてください！
ボメロプラスの評判
他のメディアでのボメロプラスの評判についてもご紹介。
Runtripで紹介：ピカイチで手に取りたいシューズ
ボメロプラスはRuntripでも詳しくレビューされています。
- 『インヴィンシブル』シリーズを彷彿とさせる一足
- 厚底レーシングシューズに近い反発を感じる
- ボメロ18以上にポンポンと弾む感覚を味わえる
と紹介されています。
クッションと反発が心地良いシューズです！
SNSでの評判
SNSでの評判についてもいくつかご紹介します。
足を着くと跳ねる自然なガイドで力まず走れます
もりもりのクッションが脚に優しいシューズです
トレーニングとジョグとで履き分けるといい練習ができそうです
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ボメロプラスはこんな人におすすめ！
ボメロプラスは初心者から上級者まで幅広いランナーにおすすめのシューズです。
「これからランニングをはじめてみようかな」
という方には特におすすめ。
ボメロプラスはまさにランニングシューズ技術の最先端のシューズ。
最初の一足として選べば、その快適さに驚くこと間違いなしです。
履く度にテンションがあがり、ランニングを楽しく継続できると思います。
優しく楽しいシューズがランニング習慣をサポートしてくれます
ある程度走り慣れた中上級者にも日々のデイリートレーナーとして十分に活躍できます。
ノヴァブラスト5の強化版ような印象を受けたので、
ノヴァブラスト5だいぶ寿命がきてるんだよなぁ
という方は次の一足としてボメロプラスを選んでみてはどうでしょうか？
総合評価：優しいクッションでランニングが楽しくなる
以上、ボメロプラスのレビューをご紹介させていただきました。
履いた瞬間から柔らかいクッションと強い反発で、ランニングが楽しくなるシューズ。
汎用性が高く、様々なシーンで活躍すること間違いなしです。
また、特にこれからランニングをはじめる初心者の一足目としてはとてもおすすめなシューズなので、気になる方はぜひチェックしてみてください！
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シューズを１対１で比較！記事の一覧はこちらから。
ランニング時間をもっと有効にしたい
という方には『オーディブル』がおすすめ！
走りながら読書で時間の有効活用。
私も月に70時間、20冊以上読書しています！
「ランニング×聴く読書」でランニング時間をもっと豊かにしませんか？
＼読んでみたいシューズのレビュー/比較があれば教えてください／
