ノヴァブラスト5 vs アディゼロ EVO SL｜50テーマ別で徹底比較レビュー

この2足で悩んでいる方に、この記事ではどちらがおすすめか、50の利用シーン別の比較も交えて詳しく解説します。

ノヴァブラスト5とEVO SLはどちらも2025年大ヒットしたシューズ。

日々のトレーニングからフルマラソンまであらゆるシーンで活躍するとって心強いシューズになること間違いなしです。

実際に履いてきた感想を踏まえ、結論から言うと、

• 軽さと高反発で自然とペースを上げて走りたい なら アディゼロ EVO SL
• 柔らかいクッションで反発も感じながら楽しく走りたい なら ノヴァブラスト5

と考えます。

アディゼロ EVO SL は高反発のミッドソールでポンポンと弾む推進力を得られつつ、しっかり脚への衝撃も和らげてくれるトレーニングシューズ。

驚くほど軽いので足取りが軽く、スピードを出しても余裕が生まれ、ランニングがラクに感じられます。

ノヴァブラスト5 は厚みのあるミッドソールで優れたクッション性と反発性を持つシューズ。

屈曲性も高く、ゆっくり走ってもスムーズで、ジョグが楽しくなる走りが可能です。

と言われたら・・・ノヴァブラスト5を選びます。

アディゼロ EVO SLも硬すぎず十分なクッション性で衝撃を吸収し、高反発で効率よくスピードを出せる優れたシューズです。

特にテンポ走やインターバルなど速いペースの練習には最適で、タイムを縮めたい中級者から上級者まで安心して履ける一足だと思います。

一方、ノヴァブラスト5はクッションがEVO SLより柔らかく程よい反発性を感じます。

履いて走り出した瞬間から安心感があり、走る楽しさを感じさせてくれる非常に魅力的なシューズです。

しかも厚底クッションモデルの割に価格も抑えめなのも嬉しいポイント。

総合的なクッションの心地よさと汎用性の高さから、ノヴァブラスト5を選びました。

「EVO SLの反発の強さがちょうどいい」と感じる方もいるかもしれませんが、本気のトレーニングシューズという感じでちょっとオーバースペックに感じます。

楽しくランニングを続けるなら、個人的にはノヴァブラスト5の柔らかい履き心地の方が気分が上がり、ジョグがより楽しく感じられます。

ノヴァブラスト5は定価がEVO SLより約3,300円安いのもポイントです。

どちらもイチ押しの優秀シューズなので、ノヴァブラスト5・アディゼロ EVO SLが気になる方はぜひチェックしてみてください！

ノヴァブラスト5 vs EVO SL　基本スペック比較

まずはノヴァブラスト5とEVO SLの基本スペックを比較してみます。

項目	ノヴァブラスト5	アディゼロ EVO SL
発売	2024年12月	2024年11月
定価	16,500円	19,800円
重量	約255g（27.0cm）	約224g（27.0cm）
ソール厚	前足部 33.5mm / かかと 41.5mm	前足部 32mm / かかと 38.5mm
ドロップ	8mm	6.5mm
ミッドソール	FF BLAST MAX（全面）	Lightstrike Pro（全面）
アウトソール	AHAR LO ラバー	Continentalラバー
特徴	幅広ソールで安定感◎・デザイン性が高く普段使いOK	軽量・高反発なのにクッションも◎・高性能でも価格は控えめ

ノヴァブラスト5は発売から人気沸騰中の万能シューズ。

最近は2万円台の高価格シューズも増えてきましたが、クッション性も反発性も優れる人気モデルでありながら定価16,500円というコスパの高さも魅力の一つです！

軽さと柔らかさを両立したFF BLAST MAXミッドソールを採用し、前作より反発性が約8.5%向上。

前足部にも厚みをもたせることで踏み込み時の反発力が強化されています。

アウトソールには軽量で耐久性の高いAHARLOラバーを全面に配置し、どこで着地しても安定したグリップ力を発揮します（※ただし濡れた路面では滑りやすいので注意）。

前足部・かかと部ともにソールの接地面が広く、着地のブレを抑えてフルマラソンのような長時間ランでもフォームを維持しやすい安定設計です。

通気性抜群のエンジニアードメッシュアッパーを採用しており、長時間走ってもムレにくく快適。

デザインもオシャレで普段履きにもできる汎用性の高さも人気のポイントです。

アディゼロ EVO SL はアディダスの最新トレーニングモデル。

厚さ38.5mmの厚底シューズですが、重量は約224gと驚くほど軽いです。

トップレーシングモデルにも使われるLightstrike Proのミッドソールがかかとからつま先までフルに搭載されており、脚への衝撃を大幅に和らげつつ、踏み込みに応じて強い反発で前に押し出す推進力を感じられます。

ドロップは6.5mmと最近のシューズの中では控えめで、過度な前傾姿勢にならず自然な重心移動で転がるようなスムーズさも実現しています。

アウトソールにはContinentalラバーを採用し、耐久性が高く強力なグリップ力で爽快な蹴りだし感です。

これだけ高性能でありながら価格は19,800円と、厚底高反発シューズとしては比較的手に取りやすい設定になっています。

ノヴァブラスト5 vs EVO SL　実際に履いた感想

ノヴァブラスト5 と アディゼロ EVO SL を実際に履いてみた感想をそれぞれ簡単にご紹介します。

ノヴァブラスト5 vs EVO SL　シチュエーション別おすすめ50本勝負

ここからは

と気になる使用シーンを実際に履いてみた感想をもとに独断と偏見でまとめます。

テーマ	おすすめ	理由
初心者の最初の一足	ノヴァブラスト5	柔らかクッションで履く楽しさがある。初心者でも扱いやすい
初フルマラソン	ノヴァブラスト5	厚底クッションと安定感で脚の消耗を抑え、長距離も走り切りやすい
5kmを楽しく	アディゼロ EVO SL	軽さと反発があり、テンポ良く弾むように走れて爽快
膝や腰に不安	ノヴァブラスト5	厚いクッションが着地衝撃を和らげ、関節への負担を軽減してくれる
ラン習慣づくり	ノヴァブラスト5	体への負担を減らし故障しにくいので、継続的なランニングに最適
ゆっくりジョグ	ノヴァブラスト5	安定した厚底クッションでゆったりペースでもラクに走れる
ペースを気にせず	ノヴァブラスト5	ふかふかクッション＋程よい反発で、ペースを気にせず楽しめる
スピード練習	アディゼロ EVO SL	反発があり超軽量で軽快。ペースアップや短いダッシュも対応しやすい
ロングジョグ	ノヴァブラスト5	厚めのソールで長時間の衝撃を吸収。足腰へのダメージを抑えてLSDに◎
インターバル走	アディゼロ EVO SL	超軽量と高反発で加速・減速がスムーズ。スピード変化の大きい練習でも扱いやすい
テンポ走	アディゼロ EVO SL	弾むような高反発で巡航ペースを維持しやすく、リズム良く走れる
リカバリーラン（疲労抜きジョグ）	ノヴァブラスト5	厚底＆安定感で疲労回復ジョグには心強い
レース前調整（直前の軽いラン）	ノヴァブラスト5	脚に疲れを残しにくい。大会直前の調整ランに安心
5kmレース	アディゼロ EVO SL	超軽量で反発もあり、短い距離を攻めて走れる
10kmレース	アディゼロ EVO SL	スピード持久力にも対応。高反発を活かして快走できる
ハーフマラソン	ノヴァブラスト5	脚への衝撃をしっかり緩和しつつ、後半まで脚持ち良く完走できる
フル完走狙い（タイム問わず）	ノヴァブラスト5	厚底クッションと安定性で42.195kmのダメージを最小限に抑え、完走をサポート
サブ4狙い（~4時間）	ノヴァブラスト5	キロ5分～5分半のペースなら十分対応できる
サブ5狙い（~5時間）	ノヴァブラスト5	スピードよりも脚を守る安心感重視。長時間でも脚へのダメージを軽減
ウルトラマラソン練習	ノヴァブラスト5	とにかく脚を労わる厚底クッションが◎。超長距離のLSDでも脚を守る
雨の日ラン	アディゼロ EVO SL	Continentalラバーの高グリップで濡れた路面でも滑りにくい
夏の暑さ対策	アディゼロ EVO SL	超薄いモノメッシュアッパーで通気性が高く蒸れにくい
冬の寒い日	ノヴァブラスト5	適度な厚みのアッパーが冷気を和らげて冷えにくい
夜ラン	アディゼロ EVO SL	一部にリフレクター（反射材）を備え、夜間でも安心
公園・土の道	ノヴァブラスト5	幅広ソールの安定感で不整地でもぐらつきにくく、安心して走れる
アスファルト長距離	ノヴァブラスト5	柔らかクッションが路面衝撃を吸収。足裏のダメージを軽減
坂道（登り）	アディゼロ EVO SL	超軽く弾む推進力で登坂もラク
通勤ラン	ノヴァブラスト5	柔らかいクッションで歩行も快適。街中でも履きやすいデザインで通勤にも◎
旅行・出張	ノヴァブラスト5	柔らかクッションと安定感で長時間歩いても疲れにくい。落ち着いたカラーを選べば私服にも◎
体重が重め	ノヴァブラスト5	厚めのクッションが衝撃をしっかり分散。体重による沈み込みを抑える
体重が軽め	アディゼロ EVO SL	反発を活かしてスイスイ走れる。
40代ランナー	ノヴァブラスト5	関節への優しさを重視。クッション性能で膝・腰への負担を和らげ無理なく走れる
50代ランナー	ノヴァブラスト5	安定性と衝撃吸収力が高く安心。厚底でも軽いため脚へのダメージ少なくランニングを続けられる
初めてのスポーツシューズ	ノヴァブラスト5	柔らかい履き心地でランニングが楽しくなり「また走りたい！」と思える
毎日走る	ノヴァブラスト5	厚めのクッションで脚を痛めにくい。故障リスクを抑えて継続できる
週末ランナー	ノヴァブラスト5	履くたびに反発の気持ち良さを感じられ、走る楽しさを実感できる
クッション最優先	ノヴァブラスト5	より柔らかいクッション感がある
軽さ重視	アディゼロ EVO SL	ノヴァブラスト5より約30g軽く、足運びが軽快
反発感重視	アディゼロ EVO SL	弾むような高反発で蹴り出しが気持ちいい
足首の安定感	ノヴァブラスト5	前足部・かかとの接地面が広く、着地時の左右ブレが少ない。足首周りの安心感◎
履き心地の柔らかさ	ノヴァブラスト5	クッションが柔らかく、足入れの感触がソフトで快適
長時間履いても楽	ノヴァブラスト5	高クッション＋安定性で疲労が溜まりにくい
幅広の足	ノヴァブラスト5	つま先側の作りに余裕あり。前足部の横幅が広めで圧迫感が少ない
細身の足	アディゼロ EVO SL	ややタイトめのフィット感で足にしっかりフィット。細めの足でもブカブカしにくい
コスパ	ノヴァブラスト5	性能の割に価格が安く手に取りやすい
耐久性	アディゼロ EVO SL	高耐久アウトソール（Continental）で長持ち
普段履き兼用	アディゼロ EVO SL	軽くクッションもしっかりしていて歩きやすい。シンプルなデザインで私服にも合わせやすい
学生ランナー	ノヴァブラスト5	部活やサークルでの練習にも◎ インターバルやビルドアップ走にも使える汎用性
出費を抑えたい	ノヴァブラスト5	価格も安く、耐久性もある。
2足目として	アディゼロ EVO SL	走り慣れてもっとスピードを出す練習をしたいときに欲しい一足。

勝率は33対17でノヴァブラスト5の勝利。

もちろん、どの項目を重視するかでどちらが自分に合うかの印象は変わってきます。

あくまで挙げた50テーマの勝敗をカウントした結果です。

結局どっちがいいの？あえて一足選ぶとしたら・・・

シーン別の勝敗は前述の通りです。

結局どちらがいいのか、あえてランニングシューズを1足だけ選ぶなら…ノヴァブラスト5を選びます！

アディゼロ EVO SLは硬すぎず十分なクッション性で衝撃を吸収し、高反発で効率的にスピードを上げて楽に走れる優れたシューズです。

特にテンポ走やインターバル走といった速いペースの練習には最適で、少し走り慣れた中級者から上級者まで安心感を持って履ける一足だと思います。

一方、ノヴァブラスト5はクッションがEVO SLより柔らかく反発性も高いと感じます。

履いて走り始めた瞬間から走る楽しさを実感させてくれる非常に魅力的なシューズです。

しかも厚底クッションモデルの割に値段も控えめなのも嬉しいポイント。

総合的なクッションの心地よさと軽快さ・汎用性の高さから、ノヴァブラスト5を選びました。

もちろんアディゼロ EVO SLも素晴らしいシューズですが、個人的な印象ではその性能が活きる用途がスピード系の練習中心に少し限られるかな・・・という感じです。

アッパーも薄いし、足首周りのクッション、シュータンも薄く、アウトソールの幅も狭めなので走ってて少し安心感に欠けるように感じます。

もちろんタイムを縮めるトレーニングをするということであれば、圧倒的にEVO SLの方が有利ですが、ジョグからある程度のスピード練習までオールラウンドに使える万能さと安心感からノヴァブラスト5の方が使い勝手がいい印象です。

とはいえ、ノヴァブラスト5 と アディゼロ EVO SL はどちらもこれからしっかりと走りこんでランニングライフを楽しみたいランナーにとって心強い相棒になることは間違いありません。

最後にもう一度選び方の目安をまとめると、

• 踏み込み時の沈み込みが少ないしっかりクッションでキビキビ走りたい なら → アディゼロ EVO SL
• 柔らかクッションで反発も感じながら楽しく走りたい なら → ノヴァブラスト5

という選び方がおすすめです！

まとめ

以上、アシックス ノヴァブラスト5とアディダス アディゼロ EVO SLの比較でした。

両モデルとも高いクッション性と反発性を兼ね備えた万能シューズで、すべてのランナーの足元を支える優秀なシューズです。

それぞれに特徴があり、「走る時に何を重視したいか」で向いているモデルは変わりますが、どちらを選んでもきっと快適で楽しいランニング体験ができると思います。

ぜひ自分の好みや目的に合わせて選んでみてください！