アシックスのノヴァブラスト6ってどんな感じ?
そんな疑問に実際に購入して走ってみた率直な感想でズバリ回答します。
- 前足部に上位モデル譲りの新素材「FF TURBO SQUARED」を搭載し反発が大幅アップ
- 「ASICSGRIP」新採用でシリーズ最大の弱点だったグリップ力を完全克服
- FF BLAST MAXとのデュアル構造で、へたりにくさも大きく改善
- 41.5mmの厚底で約249gと軽量。パンパンと返ってくるレスポンスのいい反発

ノヴァブラスト6は、トランポリンのような反発で大人気のアシックス「ブラストシリーズ」の基準となるデイリートレーナーの第6世代。2026年7月に発売された最新作です。
今作最大のアップデートは、ミッドソールが単一素材からデュアル構造になったこと。ベースのFF BLAST MAXに加えて、前足部のトランポリンポッド部分に、最上位モデルにも使われるATPU素材「FF TURBO SQUARED」がインサートされました。
従来のFF TURBOより反発性が約33%向上したプレミアムフォームです。
さらに、シリーズ最大の弱点として指摘され続けてきた「濡れた路面でのグリップ力の低さ」に対して、前足部にレーシングモデルにも使われる粘着性の高い「ASICSGRIP」を新採用。
この2点で、前作の不満点がしっかりと改善されています。
実際に走ってみると、反発は明らかにアップしています。
前作のやや沈み込んで反発を返す感じから、今作は潰れずそのままパンパンと返ってくるレスポンスのいい反発に変化。
前作で感じたクッションのへたり、底付き感も解消され、30kmのロング走でも最後までへたりを感じませんでした。
一方で、前足部のFF TURBO SQUAREDは硬めの接地感で、走りのキャラクターは大きく変わりました。
ここは正直、好みと使い方が分かれるポイント。詳しくは後半で率直にレビューします。
反発とグリップは確実に進化。ただし「柔らかく弾むノヴァブラスト」を期待すると印象が変わる一足です
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執筆者紹介
- 40代会社員ランナー(5人家族)
- ラン歴4年目
- ジョグ用に特化して30足以上購入
- 月間走行距離300km前後
- フルマラソン自己ベスト
4時間29分6秒 ←足を痛めながらも出走
(第2回ひたちシーサイドマラソン)
〝楽に楽しくランニング〟をテーマに初心者ランナーに近い目線で発信します。
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ノヴァブラスト6の主な特徴


ノヴァブラスト6の特徴について解説します。
ノヴァブラスト6の特徴 〝前足部が覚醒した、二面性のデイリートレーナー〟


ノヴァブラスト6は、前作の優れたクッション性と軽量性を引き継ぎながら、走りのキャラクターを一段進化させたモデルです。
最大の技術的アップデートは、ミッドソールのデュアル構造化。
ベース素材には前作から引き続き、柔らかくバウンド感に優れる「FF BLAST MAX」を採用しつつ、前足部の中央(トランポリンポッド部分)に新素材「FF TURBO SQUARED」がパック状にインサートされました。
FF TURBO SQUAREDは、メガブラストにも採用されているATPU系のプレミアムフォームで、従来のFF TURBOと比較して反発性が約33%向上しています。
アウトソールには、シリーズ積年の課題だったウェットグリップへの明確な回答として、前足部に「ASICSGRIP」を新採用。
かかとには耐久性重視のAHAR LOを残し、寿命とグリップのバランスを最適化しています。
アッパーは前作のジャカードメッシュから「エンジニアードウーブン」に刷新されました。
かかと着地時にはFF BLAST MAXがマイルドに衝撃を吸収し、体重移動に伴って前足部のFF TURBO SQUAREDが強い跳ね返りを生む、コントラストの効いた設計です
- FF TURBO SQUARED:反発性33%向上のATPUフォームを前足部に搭載
- FF BLAST MAX:かかと側で衝撃をマイルドに吸収するベースフォーム
- ASICSGRIP:濡れた路面でも滑らない粘着系ラバーを前足部に新採用
- 41.5mm厚底×約249gの軽量性はシリーズのアイデンティティを堅守
ノヴァブラスト6の基本仕様
ノヴァブラスト6の基本仕様は以下の通りです。
米国価格155ドルに対して日本は17,600円。前作からわずか1,100円の値上げに抑えた戦略的な価格設定です
ミッドソール:FF TURBO SQUAREDでパンパンと返るレスポンスのいい反発


ノヴァブラスト6のミッドソールは、前作の単一素材(FF BLAST MAX)から、前足部にFF TURBO SQUAREDを配置したデュアル構造へと変更されました。
履いた瞬間はFF BLAST MAXの柔らかさを感じますが、走り出すと印象が変わります。
前足部のFF TURBO SQUAREDが硬めで、パチンパチンという硬めな接地感。
前作のやや沈み込んで反発を返す感じとは違い、今作は潰れずそのままパンパンと返ってくる、レスポンスのいい反発です。反発は明らかにアップしています。
感覚としては、マッハ7やディヴィエイト ピュア ニトロといったテンポアップシューズのような接地感。「柔らかく弾むノヴァブラスト」をイメージして履くと、想像より硬質に感じると思います。
前作で感じた「10kmでへたってくる底付き感」も解消。30kmのロング走でも最後までへたりませんでした
ミッドソールの屈曲性、クッション性をフォースメーターを使って測定してみました。
屈曲性は約90°に曲げたときの力を、クッション性は約1cm沈み込んだ時の力を測定しています。それぞれ3回ずつ測定し、平均値を出しています。




屈曲性は高ければ高いほど曲げから戻る力で推進力を得られますが、足に負担がかかります。
クッション性は低いほど柔らかく、足への負担を軽減できますが沈み込みすぎると力を吸収されて推進力が落ちる場合があります。
他のランニングシューズと比較した測定結果は以下の通り。
| シューズ | 屈曲性[N(90°)] | クッション[N(1cm)] |
|---|---|---|
| ノヴァブラスト6 | 67.1 | 94.6 |
| ウェーブライダー30 | 73.9 | 92.5 |
| ディヴィエイトピュアニトロ | 63.6 | 97.9 |
| FuelCell Rebel v5 | 74.8 | 63.6 |
| ゲルキュムラス28 | 73.7 | 102.7 |
| 1080v15 | 66.7 | 89.8 |
| ノヴァブラスト5 | 54.6 | 66.2 |
| ヴェロシティニトロ4 | 41.8 | 67.2 |
屈曲性は他のシューズと比べて硬すぎず柔すぎず、程よい剛性です。
ガイドが硬すぎるわけでもなく、割と自由度の高い履き心地で走りをさりげなくサポートしてくれます。
クッション性も数値で見るとやや硬め。かかと部は前作と同じFF BLAST MAXですが、前足部だけではなく全体的に前作より少しクッションは硬めになっているようにも感じます。
アウトソール:ASICSGRIP新採用で積年の弱点を完全克服


歴代ノヴァブラストの唯一にして最大の弱点が、濡れた路面でのグリップ力の低さでした。
前作までのAHAR LOラバーは耐久性には優れるものの路面への食いつきが不十分で、雨の日にペースを上げるとスリップする感覚がありました。
ノヴァブラスト6では、前足部に「ASICSGRIP」を新採用。
トップレーシングモデルにも使われる粘着性の高いコンパウンドで、実際に走ってみてもグリップ力はかなりいいです。
しっかりと路面を掴んでくれて、前作の不満点がしっかりと改善されています。
ASICSGRIPの採用はとても嬉しいポイント!
アウトソールの幅をデジタルノギスを使って実際に測ってみました。
前足部、かかと部の幅を3回ずつ測定し、平均値を出しています。




他のランニングシューズと比較した測定結果は以下の通り。
| シューズ | 前足部の幅[mm] | かかと部の幅[mm] |
|---|---|---|
| ノヴァブラスト6 | 114.6 | 93.4 |
| ウェーブライダー30 | 111.1 | 88.3 |
| ディヴィエイトピュアニトロ | 109.4 | 91.7 |
| FuelCell Rebel v5 | 106.8 | 90.3 |
| ゲルキュムラス28 | 112.6 | 93.6 |
| 1080v15 | 107.3 | 90.9 |
| ノヴァブラスト5 | 115.5 | 93.8 |
| PUMA ヴェロシティニトロ4 | 108.4 | 87.3 |
接地面積は広いほど安定しますが、スピードを出すのには不向きです。
ノヴァブラスト6は前足部もかかと部も非常に広め。
全体的に接地面積が広くで路面をしっかりと捉えてブレの無い安定感のある走りを実現しています。
アッパー:厚手でサポート感のあるエンジニアードウーブン




アッパーは前作のジャカードメッシュから「エンジニアードウーブン(織り構造)」に刷新されました。素材は厚手でサポート感があります。
足先には十分余裕があり、前足部の幅も広め。甲の高さ方向にもゆとりがあります。
ピッタリとフィットというよりは、ゆとりのあるフィット感です。
中足部のフィット感も良好で、緩すぎることもなくしっかりとホールドしてくれます。
一つ気になったのは、前作と違って目立った通気口が無いこと。
通気性が若干心配でしたが、今のところ問題は感じていません。
真夏の暑い時期にどうかは、引き続き確認したいポイントです。
厚手でサポート感のあるアッパーです。フィット感も良好です
履き口:厚手パッドと高めのヒールカウンターで良好なホールド感




足首周りには厚手のパッドがついており、足首周りのホールド感は良好。
ヒールカウンターも高めで、ランニング中にずれるようなこともありません。
シュータンはガセットタン構造でズレを防止。
シュータンのクッションは前作と同様に必要最小限のパッドですが、靴紐のストレスも気になりません。
サイズは通常サイズで問題ないと思います。
厚手パッドと高めのヒールカウンターで、ホールド感は良好です
履き口周りの幅をデジタルノギスを使って、ヒール部の高さを定規を使って実際に測ってみました。
履き口周りはサイド、ヒール、シュータンの幅を3回ずつ測定し、平均値を出しています。
ヒール部の高さは定規を入れて1回測定しています。








他のランニングシューズと比較した測定結果は以下の通り。
| シューズ | サイド[mm] | ヒール[mm] | シュータン[mm] | ヒール高さ[mm] |
|---|---|---|---|---|
| ノヴァブラスト6 | 16.4 | 17.8 | 5.1 | 83.0 |
| ウェーブライダー30 | 15.2 | 15.5 | 6.6 | 74.0 |
| ディヴィエイトピュアニトロ | 13.2 | 15.2 | 2.7 | 75.0 |
| FuelCell Rebel v5 | 14.4 | 12.9 | 3.7 | 72.0 |
| ゲルキュムラス28 | 15.3 | 16.2 | 3.0 | 68.0 |
| 1080v15 | 13.9 | 17.1 | 7.5 | 78.0 |
| ノヴァブラスト5 | 16.7 | 14.2 | 2.7 | 77.0 |
| ヴェロシティニトロ4 | 15.7 | 17.6 | 5.0 | 78.0 |
ノヴァブラスト6の履き口周りのクッションかなり厚め。ランニング中に足首周りのズレが気になることはなく快適です。
シュータンは薄めですが、靴紐のストレスもなくしっかりと足を抑えてくれます。
重さ:41.5mmの厚底で約249gの軽さをキープ


ノヴァブラスト6の重さは27.0cmで約249gです。
25.5cmの実測は227.8gでした。
41.5mmという厚底でこの軽さは、「厚底なのに重さを感じさせない」というノヴァブラストらしさを今作もしっかりと受け継いでいます。
ごつい見た目に反してとても軽量
ノヴァブラスト6を実際に履いてみた感想




実際にノヴァブラスト6を履いて走ってみたので感想をお伝えします。ここからは、良かった点も気になった点も正直にお伝えします。
サイズは通常サイズでOK
通常25.5cmを購入しますが、ノヴァブラスト6も25.5cmで購入。
足先はいつも通り1cmほど余裕があったので、長さ方向は通常サイズで問題ありません。
足幅は前作のノヴァブラスト5同様に広めでゆったりとしたフィット感。
甲の高さ方向はアッパー素材が硬めになったこともあり、前作よりはフィット感を高めた履き心地になっています。
シューズを選ぶ際はいつも購入するサイズで購入して問題ないと思います。
足幅が気になる方はハーフサイズアップを検討してもいいと思います。
反発とグリップ、へたり耐性は確実に進化


まず進化を感じたのは3点。
ASICSGRIPの採用でグリップ力は大幅に向上しました。
これは履けば前作とは明らかに違うことを実感します。
ランニング中に滑るようなことはなく、しっかりと路面を掴んでくれるので安心して走れます。
FF TURBO SQUAREDの採用で、反発も明らかにアップしています。
前作はやや沈み込んで跳ねるような感触でしたが、ノヴァブラスト6は潰れずにパンパンと返ってくるレスポンスの良さがあります。
そして前作では10kmくらい走っていると、ややへたってきて底付き感が感じられましたが、ノヴァブラスト6ではFF TURBO SQUAREDの硬さもあってか底付き感があるような感触は解消され、30kmロング走でも最後まで軽快に走ることができました。
前作での不満点がしっかりと改善されています。
前足部は硬め。30kmロング走では足裏に疲れも


前述の通り前足部のFF TURBO SQUAREDはFF BLAST MAXと比べると明らかに硬めです。
パチンパチンという硬めの接地感で、マッハ7やディヴィエイト ピュア ニトロといったテンポアップシューズのような感覚があります。
この硬さでスピードには乗りやすくなりましたが、30kmのロング走では前足部の足裏が疲れてくる感じがありました。
ゆっくり長く走るリカバリーやロング走には、もう少しクッション感があって反発も控えめなシューズで落ち着いて走りたい、というのが正直なところです。
反発・グリップ・へたり耐性は確実の進化。ただ前作までの快適なジョギング用シューズというキャラクターは大きく変わりました
では、テンポアップに使えるかというと……
反発が付いたならテンポアップに使えるかというと、これも微妙なところ。
ソールの厚みも幅もあってシューズ自体がごつく、フィット感は前作より向上したとはいえゆったり目の履き心地です。
テンポアップするなら、もっとフィット感があって軽量でスリムなシューズを選びたくなります。
正直な悩みどころ:「このシーンで使いたい」が思い浮かばない
ノヴァブラスト6はノヴァブラスト5の弱点を克服して確実に進化したシューズ。
一足で幅広くカバーできるのは確かです。
ただ、ジョグだと硬いしテンポアップだと少々シューズの存在感が気になるし、「このシーンにはノヴァブラスト6を使いたい」という明確なシーンが思い浮かばないのが、正直な難点です。
しいて言うなら、キロ5分くらいの速めのジョグで使うかなぁという印象。
それでも、テンポアップ寄りのディヴィエイト ピュア ニトロを使いたくなりそうな気もします。
クッションが控えめになり反発が付いたことで、初心者向けとしても手に取りにくくなった気がします。
キロ5分前後の速めのジョグがハマるペース帯だと思います
デザインはもう少し頑張ってほしい・・・今後に期待
あとはデザイン面ももう少し頑張ってほしいところ。
シューズ自体は装飾はほぼなく、プリントでアシックスのロゴがついているだけ。
ヒールカウンターのプルタブもないし、反射材もない。
そしてミッドソールに一部にしか採用していないFF TURBO SQUAREDをプリントしているのもちょっとどうなのかなと思ってしまいました。
ミッドソール素材も横方向に凸凹と張り出してごつさを高めています。これも邪魔な感じがしました。
サッカニーとかプーマとか、他メーカーに比べてアシックスはデザイン面でもっと頑張ってほしいなと思います。
ノヴァブラストはアシックスの主力商品のはず。他社にも負けない細部までこだわったデザインを期待したいです。
個人的には「快適なジョグ」への回帰を期待したい
より反発で速く走れるシューズを目指したのかもしれませんが、そもそもノヴァブラストはちょっとごつめなデザイン・キャラクターのシューズ。
スピード志向への進化はコンセプトと反していて、ブラストシリーズの限界を感じる気もします。
前作よりも軽快にランニングを楽しめるシューズになりましたが、個人的には、速さよりも、もっと快適なジョグに特化したシューズを目指してほしいなと思いました。
ノヴァブラスト6 vs 競合シューズ比較
ノヴァブラスト6って他の似たようなシューズと比較してどうなんだろ?
ウェーブライダー30を他の競合シューズと1対1で徹底比較レビューしています。
どちらのシューズがいいのか、気になる方はぜひチェックしてみてください!
ノヴァブラスト6の評判
国内外でのノヴァブラスト6の評判についてもご紹介します。
The Run Testersのレビュー
- 前足部に「上位モデルの超反発素材」を新採用、よりスピードを出せる万能靴へ進化
全体は快適なクッション(FF Blast Max)だが、前足部に高反発な「FF Turbo²」を新採用。ペースを上げた際、前作以上の力強い弾みと推進力を実感できる。 - 約10〜15gの軽量化と、メリハリのある「極上のフィット感」
前作より軽くなりつつも、つま先周りは指が動かせるほど広々とした快適設計。一方で中足部は紐締めが改良され、足がブレない高いホールド感を両立。 - 定番ライバル靴を圧倒する「走る楽しさ」を追求したデイリートレーナー
初心者から上級者まで使えるトレーニングシューズ。ナイキのペガサスやブルックスのゴーストといった定番モデルと比べ、圧倒的に現代的で、走っていてワクワクする楽しさがある。
確かに反発がアップしてよりスピードよりの練習にも対応できるようになりました
Believe in the Runのレビュー
- 「FF TURBO SQUARED」の搭載で弾む楽しさが大復活 前作で物足りなかった前足部の反発力が、最上位モデル譲りのスーパーフォームによって劇的に強化され、初代のような生き生きとした推進力が戻りました。
- 「ASICSGRIP」採用で雨の日の弱点を完全に克服 歴代の弱点だった「雨の日の滑りやすさ」を解決するため、前足部に待望のASICSGRIPを採用。雨中のコーナリングでも強力に地面を捉える抜群の安心感を実現しています。
- 155ドルへの微増でも満場一致で「総合A(買い)」の神コスパ 5ドルの値上がりですが、新技術の恩恵が大きく、日々のジョグから約19km(12マイル)以上のロングランまでこれ1足でこなせる最高クラスの万能デイリートレーナーと絶賛されています。
FF TURBO SQUAREDの反発は前作との大きな違い!
Marathon Handbookのレビュー
- 「MEGABLAST」の遺伝子を継いだ、手頃で弾むデイリートレーナー
前作5のミッドソールをくり抜き、最上位のスーパーブラスト系モデルに使われる高反発な「FF TURBO SQUARED」をポッドとして内蔵。本格的なレーシング仕様のスーパーシューではないものの、手頃な価格帯でありながら非常にアグレッシブで弾む走りを体感できます。 - 「ASICSGRIP」の採用と、ダボつきを抑えたアッパー改良
前作5の大きな弱点だった「雨の日の滑りやすさ」を克服するため、靴底の周囲(外周)と中央にASICSGRIPを採用してトラクションを大幅強化。さらに、前作で不評だったアッパーの余分な「袋っぽさ・ダボつき(baggy)」が解消され、快適に足にフィットします。 - 耐久性には依然として懸念も、コストパフォーマンスは2026年最高峰
前作5では約240km(150マイル)ほどで反発力が落ちるという耐久性の不満があり、今作のスーパーフォーム部分投入が寿命にどう影響するかは要検証とされています。
しかし、これだけの快適性とエネルギーが詰まって150〜155ドルの価格帯を維持しているバリューの高さは、間違いなく現時点で最高の一足。
ASICSGRIPの採用は待ち望んでました
Doctors of Runningのレビュー
- 「FF TURBO SQUARED」搭載だが、前作よりやや硬めでフラットな接地感
前足部にスーパーフォームが追加されましたが、期待したほどの弾むポップ感(跳ね返り)はなく、前作5よりも少し硬くフラットに感じられます。劇的な反発力の変化というよりは、これまでのノヴァブラストらしい安定したローリング感がベースになっています。 - 前足部に「ASICSGRIP」が導入され、グリップ性能が確実に向上
多くのランナーから要望のあった滑りやすさの改善として、前足部にのみASICSGRIPが採用されました。室内の床でもキュッと鳴るほどトラクションが強く、悪天候や様々な路面でも安心して蹴り出せる汎用性を備えています。 - 「SUPERBLAST 2」風のアッパー構造と、前作同様のスペックを維持
アッパーはスーパーブラスト2を彷彿とさせるニット風の編み込みで、きつすぎず緩すぎない伝統的なフィット感です。ミッドソールの二層化に伴う価格上昇はあるものの、重量やスタックハイトといった基本スペックは前作5のバランスをほぼそのまま継承しています。
FF TURBO SQUAREDの硬めの接地感は快適さを擬制にしており残念です・・・。
ノヴァブラスト6はこんな人におすすめ!
ノヴァブラスト6は、反発・グリップ・耐久性が確実に進化した一方、走りのキャラクターが硬質になり、合う人を選ぶシューズになりました。
特におすすめしたいのは、キロ5分前後の速めのジョグをメインにするランナー、ミッドフット〜フォアフット接地のランナー、雨の日も走るノヴァブラストファン、前作のへたりの早さが不満だった方。
そして、2万円超のスーパートレーナーには手が出ないが最新のFF TURBO SQUAREDの反発を体験したい方には17,600円は破格です。
一方で注意が必要なのは、柔らかいクッションでゆっくりジョグしたい方には前足部が硬めなので、より快適なジョグシューズが合うかもしれません。
またペースにこだわらないロング走でも前足部の硬さで足裏が疲れる可能性があるので、より快適なシューズが合うかもしれません。
本格的なテンポアップ用を探している方はより軽量スリムなモデルが向きますし、初心者の最初の一足としては、クッション控えめ・反発強めになったので、より優しいシューズも検討することをおすすめします。
キロ5分前後の速めのジョグ、前足部接地のランナーにはしっかりハマる一足です
総合評価:進化は本物。ただし「使いどころ」は人を選ぶ


以上、アシックス ノヴァブラスト6のレビューをご紹介させていただきました。
FF TURBO SQUAREDによるレスポンスのいい反発、ASICSGRIPによるグリップ力、そしてへたりにくさ。前作の不満点をしっかりと潰してきた、真面目で確実な進化を遂げたシューズです。
41.5mmの厚底で約249g、17,600円という価格も含めて、スペック面の完成度は間違いなく高いです。
ただし、走りのキャラクターは「柔らかく弾む」から「硬質でレスポンシブ」へと大きく変化しました。
ゆっくりジョグには硬く、テンポアップにはごつい。その結果、「このシーンで使いたい」という明確な出番が見つけにくくなったのが正直なところです。
キロ5分前後の速めのジョグをメインにする方、前足部接地でリズムよく走る方には、しっかりハマる一足だと思います。
気になる方は、ぜひ一度試着して、この新しいキャラクターが自分の走りに合うか確かめてみてください。ぜひ実店舗での試着もお試しください!
前作の弱点を確実に潰してきた、真面目な進化の一足です
おすすめシューズをランキング形式で紹介!
シューズを1対1で比較!記事の一覧はこちらから。
YouTubeもはじめました。これからどんどん動画も投稿して有益なチャンネルにしていきますのでよかったらいいね、チャンネル登録、ベル通知よろしくお願いします。
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