ミズノのウェーブライダー30ってどんな感じ?
そんな疑問に実際に購入して走ってみた率直な感想でズバリ回答します。
- 超臨界発泡フォーム「MIZUNO ENERZY NXT」をフルレングス採用
- 30年の歴史で初めて「フルレングス・ウエーブプレート」を内蔵
- 柔らかいクッションと反発、そしてブレない安定感を高次元で両立
- 42.5mmの超厚底でも27cmで約265gと一般的なジョグ用シューズ並みの軽さ
- サブ4ランナーならリカバリーからテンポアップまで幅広く使える万能デイリートレーナー

ウェーブライダー30は、1997年の誕生以来「スムーズなライド感」をコンセプトに、初心者からシリアスランナーまで幅広く支えてきたミズノの歴史的フラッグシップモデル。
記念すべき第30世代となる今作は、過去数年で最大規模の進化を遂げています。
最大の変化はミッドソールです。
上層に超臨界発泡フォーム「MIZUNO ENERZY NXT」をフルレングスで採用し、下層には安定性を支えるEVAベースのフォームを配置した硬度の異なる2層構造に刷新。
さらに、これまでハーフレングスだった「ミズノウエーブ」プレートが、30年の歴史で初めてかかとからつま先までを貫くフルレングス・ウエーブプレートへと進化しました。
実際に履いてみると、これまでのウェーブライダーとは別物の圧倒的なクッションの柔らかさにまず驚かされます。
走り出すとクッションに加えて反発もあり、それでいてフルレングスのウエーブプレートが一枚の板のように前へガイドしてくれるので、柔らかいのにブレない。クッション・反発・安定感という本来相反する要素を、すべて高いレベルで兼ね備えたシューズに仕上がっています。
価格は19,800円。前作の17,600円から値上がりしましたが、窒素注入フォームの全面採用とフルレングスプレートの搭載を考えれば納得の価格です。
これまでのウェーブライダーは「堅実だけれど少し地味」という印象でしたが、ウェーブライダー30は安定性を維持しながらも走りに楽しさが加わりました。
クッションと反発のあるボメロプラスのようなライド感を持ちながら、あちこちに跳ねずちゃんと前にガイドしてくれる。
着地とともに滑らかに前へ進み、少ない力でペースを維持して巡航できるシューズです。
安定性と快適性の最適解。怪我なく走り続けるための、質実剛健で楽しいワークホースでした
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執筆者紹介
- 40代会社員ランナー(5人家族)
- ラン歴4年目
- ジョグ用に特化して30足以上購入
- 月間走行距離300km前後
- フルマラソン自己ベスト
4時間29分6秒 ←足を痛めながらも出走
(第2回ひたちシーサイドマラソン)
〝楽に楽しくランニング〟をテーマに初心者ランナーに近い目線で発信します。
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ウェーブライダー30の主な特徴


ウェーブライダー30の特徴について解説します。
ウェーブライダー30の特徴 〝スムーズなライド感の、新たな到達点〟


ウェーブライダー30は、ウェーブライダーのDNAである「確固たる安定したライド感」を継承しながら、現代のランナーが求める柔らかさと反発を加えた、過去最大のパラダイムシフトを遂げたモデルです。
ミッドソール上層には、窒素を注入し超臨界発泡技術で生成した次世代フォーム「MIZUNO ENERZY NXT」をフルレングスで配置。極めて軽量でありながら高い柔軟性とバウンス感を持ち、どの接地ポイントでも均一な反発を得られる構造になっています。
下層には安定性と耐久性を担保する高密度なEVAベースのENERZYフォームを配置し、着地のマイルドな衝撃吸収と、走行時の過度な沈み込みを防ぐ安定感を両立しています。
そして今作最大のトピックが、30年の歴史で初めて採用されたフルレングス・ウエーブプレートです。
これまでのかかと〜中足部のハーフレングスから、かかとからつま先までを完全に貫通する構造へ。素材も従来のナイロン樹脂からTPU(熱可塑性ポリウレタン)製へと変更され、柔らかい厚底にありがちな左右へのブレを物理的に抑制します。
これにより、着地から蹴り出しまでの体重移動がかつてないほどシームレスに誘導されます。
スタックハイトも、前作のかかと39.0mm/前足部29.0mmから、かかと42.5mm/前足部34.5mmへと大幅に増強。
前作と比べてクッション性が約17%、反発性が約19%向上しているとミズノ公式が示しており、より少ない筋力で長距離を巡航できるようになっています。
ウェーブライダーらしい安定感に、楽しさが加わった完成度の高い一足です!
- MIZUNO ENERZY NXT:超臨界発泡の軽量フォームをフルレングス採用し、均一な反発を実現
- 硬度の異なる2層構造:上層の柔らかさと下層の安定性で相反する要素を両立
- フルレングス・ウエーブプレート(TPU製):横ブレを抑え、滑らかな体重移動をガイド
- 42.5mmの超厚底でも約265gの軽量性
- ウェーブライダーらしい安定感に、クッションと反発の楽しさをプラス
ウェーブライダー30の基本仕様
ウェーブライダー30の基本仕様は以下の通りです。
超厚底でフルレングスプレートを搭載しながら、約265gの軽さをキープしているのが見どころです。
ミッドソール:超臨界発泡フォームとフルレングスプレートで柔らかいのにブレない


ウェーブライダー30のミッドソールについてレビュー解説します。
ウェーブライダー30のミッドソールは、従来の単一的なEVAベースから脱却し、硬度の異なる2層構造へと抜本的に刷新されました。
上層:MIZUNO ENERZY NXT ── 圧倒的な柔らかさと反発
足裏に触れる上層には、窒素を注入し超臨界発泡技術で生成した「MIZUNO ENERZY NXT」をフルレングスで配置。内部に均一な微細気泡を形成することで、従来のMIZUNO ENERZYと比べて極めて軽量でありながら、高い柔軟性とバウンス感を実現しています。
履いた瞬間に感じるのは、これまでのウェーブライダーとは別物の圧倒的なクッションの柔らかさ。
走り出すと、その柔らかさに加えてしっかりとした反発も返ってきます。前作までの「実直だけど反発に欠ける」という印象は完全に払拭されました。
下層:EVAベースENERZY ── 沈み込みを防ぐ安定の土台
下層には安定性と耐久性を担保する高密度なEVAベースのENERZYフォームを配置。
上層の柔らかいENERZY NXTが生む豊かなクッションを受け止めつつ、走行時の過度な沈み込みを防ぎ、一貫したライド感を維持します。
フルレングス・ウエーブプレート ── 柔らかい中にも芯のある安定感
そしてミッドソール全体を貫くのが、TPU製のフルレングス・ウエーブプレートです。
柔らかいフォームの中に一枚の芯が通っているため、シューズ全体がぐにゃぐにゃせず、まるで一枚の板で前方にガイドしてくれるような安定感があります。
柔らかい厚底にありがちな着地時の左右のブレを物理的に抑え込み、かかとの接地からつま先の蹴り出しまでをシームレスに誘導。
カーボンプレートのような過剰な硬さはなく、デイリートレーニングに最適な「しなやかさ」を残しているのもポイントです。
クッション、反発、安定感のすべてが高いレベルでまとまっており、走り出した瞬間から「これはいい!」と驚かされました。
ミッドソールの屈曲性、クッション性をフォースメーターを使って測定してみました。
屈曲性は約90°に曲げたときの力を、クッション性は約1cm沈み込んだ時の力を測定しています。それぞれ3回ずつ測定し、平均値を出しています。




屈曲性は高ければ高いほど曲げから戻る力で推進力を得られますが、足に負担がかかります。
クッション性は低いほど柔らかく、足への負担を軽減できますが沈み込みすぎると力を吸収されて推進力が落ちる場合があります。
他のランニングシューズと比較した測定結果は以下の通り。
| シューズ | 屈曲性[N(90°)] | クッション[N(1cm)] |
|---|---|---|
| ウェーブライダー30 | 73.9 | 92.5 |
| ディヴィエイトピュアニトロ | 63.6 | 97.9 |
| FuelCell Rebel v5 | 74.8 | 63.6 |
| ゲルキュムラス28 | 73.7 | 102.7 |
| 1080v15 | 66.7 | 89.8 |
| ボメロプラス | 93.7 | 110.1 |
| ノヴァブラスト5 | 54.6 | 66.2 |
| ヴェロシティニトロ4 | 41.8 | 67.2 |
屈曲性は他のシューズと比べて硬すぎず柔すぎず、やや硬めの剛性です。
ウェーブプレートも入っているため、ソールの剛性で安定感とガイド感を高めています。
クッション性も数値で見るとやや硬め。上層は柔らかくフカフカな履き心地ですが、沈み込んだ後のウェーブプレートと下層部のミッドソールで適度な硬さと安定感を高めています。
クッションの足当たりは柔らかいですが、ソールの剛性でしっかりとしたガイド感と安定感を感じる履き心地です。
アウトソール:接地面積を広げた安定設計とX10ラバーの耐久性


ウェーブライダー30のアウトソールについてレビュー解説します。
アウトソールには耐摩耗性に優れたカーボンラバー「X10」を引き続き採用しています。
中心部が大きくくりぬかれ、ウェーブプレートが見えるような形に。しかしグリップ力が劣るようなことはなく、グリップ力と軽量化を両立した設計になっています。
さらに、中足部からかかと部にかけてのベース幅が拡張され、接地面積が広くフラットなソール構造に。
乾いた舗装路から雨で濡れた路面、起伏のある不整地まで、あらゆる条件下でのグリップ力と走行安定性が大きく向上しています。
走ってみても、広く安定した接地面とX10ラバーのグリップで、しっかりと路面を捉えてブレのない走りができます。
このアウトソールの赤い部分がウエーブプレート。
赤が映えてアウトソールの見た目もかっこいいデザインになってます。
アウトソールを見てカッコいいと思ったのは初めてかもしれません。
アウトソールの幅をデジタルノギスを使って実際に測ってみました。
前足部、かかと部の幅を3回ずつ測定し、平均値を出しています。




他のランニングシューズと比較した測定結果は以下の通り。
| シューズ | 前足部の幅[mm] | かかと部の幅[mm] |
|---|---|---|
| ウェーブライダー30 | 111.1 | 88.3 |
| ディヴィエイトピュアニトロ | 109.4 | 91.7 |
| FuelCell Rebel v5 | 106.8 | 90.3 |
| ゲルキュムラス28 | 112.6 | 93.6 |
| 1080v15 | 107.3 | 90.9 |
| ボメロプラス | 110.1 | 94.3 |
| ノヴァブラスト5 | 115.5 | 93.8 |
| PUMA ヴェロシティニトロ4 | 108.4 | 87.3 |
接地面積は広いほど安定しますが、スピードを出すのには不向きです。
ウェーブライダー30は前足部は広め、かかと部はやや細めのデザイン。
アウトソールもフラットなつくりになっており、全体的に接地面積が広くで路面をしっかりと捉えてブレの無い安定感のある走りを実現しています。
アッパー:柔らかく包み込むエンジニアードニット




ウェーブライダー30のアッパーについてレビュー解説します。
アッパーには、前作までのジャカードメッシュから、伸縮性と足への適応性に優れた「エンジニアードニットメッシュ」へと全面的に変更されました。
二層構造のニット素材が足を柔らかく包み込み、長時間の着用でも局所的な圧迫感を生じさせません。
足先には十分な余裕があります。
足幅は幅広というよりはちょうどいいフィット感で、アシックスのシューズに比べると少し細めかもしれません。
ただ海外ブランドほど細いわけではなく、アッパー素材が柔らかいので優しく包み込むようにフィットしてくれます。甲の高さ方向もゆったりというよりはフィットした感覚です。
シュータンは両サイドが本体と連結されたガセット構造で、走行中の横ズレを確実に防止。
一点気になったのは、シュータンが一見厚みがあるように見えて、履き口周りのクッションに比べるとすぐにつぶれてしまう点です。
ホールド感に問題はないので、最小限のクッションにして軽量化しているのかもしれません。
な通気性については、ニット素材は足馴染みが良い反面、真夏の高温多湿の環境ではやや熱がこもりやすい傾向があります。
真夏の通気性が気になります
履き口:分厚いパッドと硬いヒールカウンターで抜群のホールド感




ウェーブライダー30の履き口周りについてレビュー解説します。
中足部のホールド感はしっかりしており、履き口周りのクッションも厚めについていてホールド感が高いです。
ヒールカウンターの剛性が広範囲にわたって硬く、かかと周りもしっかりとホールドしてくれる安心感があります。
ランニング中にかかとが浮くようなこともなく、隙間のないロックダウンを生み出しています。
一点だけ残念だったのが、かかとのプルタブです。
プルタブがヒールカウンターの真ん中についているため、本来履き口を広げて履きやすくする役割を果たせず、結局履くとかかとが潰れてしまいます。
ヒールカウンターの剛性が硬すぎて真ん中で引っ張っても広がらず、わっかが横向きで引っ張りにくいのも難点。
走りには全く関係ありませんが、使い勝手の面では惜しいポイントです。
なお、この赤いプルタブ自体はデザインのアクセントとしてはカッコいいです。
デザインはいいんですが、機能面では残念なプルタブでした
履き口周りの幅をデジタルノギスを使って、ヒール部の高さを定規を使って実際に測ってみました。
履き口周りはサイド、ヒール、シュータンの幅を3回ずつ測定し、平均値を出しています。
ヒール部の高さは定規を入れて1回測定しています。








他のランニングシューズと比較した測定結果は以下の通り。
| シューズ | サイド[mm] | ヒール[mm] | シュータン[mm] | ヒール高さ[mm] |
|---|---|---|---|---|
| ウェーブライダー30 | 15.2 | 15.5 | 6.6 | 74.0 |
| ディヴィエイトピュアニトロ | 13.2 | 15.2 | 2.7 | 75.0 |
| FuelCell Rebel v5 | 14.4 | 12.9 | 3.7 | 72.0 |
| ゲルキュムラス28 | 15.3 | 16.2 | 3.0 | 68.0 |
| 1080v15 | 13.9 | 17.1 | 7.5 | 78.0 |
| ボメロプラス | 13.1 | 17.0 | 11.7 | 75.0 |
| ノヴァブラスト5 | 16.7 | 14.2 | 2.7 | 77.0 |
| ヴェロシティニトロ4 | 15.7 | 17.6 | 5.0 | 78.0 |
ウェーブライダー30の履き口周りのクッションかなり厚め。ランニング中に足首周りのズレが気になることはなく快適です。
シュータンも厚めで、足をしっかりと抑えてくれます。
重さ:40mmを超える厚底なのに約265gの軽快さ


ウェーブライダー30の重さは27.0cmで約265gです。25.5cmの実測は243.5gでした。
かかと42.5mmという超厚底に、フルレングスのウエーブプレートまで搭載しながら、前作とほぼ同等の約265gという軽さをキープしています。
これは一般的なジョグ用シューズと同じレベルの軽さで、これだけの機能を詰め込みながらこの軽量性を実現したミズノのエンジニアリングには驚かされます。
ウェーブライダー30を実際に履いてみた感想




実際にウェーブライダー30を履いて走ってみたので感想をお伝えします。
サイズは通常サイズでOK
通常25.5cmを購入しますが、エリプスv1も25.5cmで購入。
足先はいつも通り1cmほど余裕があったので、長さ方向は通常サイズで問題ありません。
足幅は細くはないですが、ノヴァブラスト5とかアシックスシューズに比べるとちょっと細めかもしれません。
フィット感はゆったりというよりはピッタリとホールド感のあるようなフィット感。
アッパー素材が柔らかく、優しく足を包み込んでくれるので快適です。
シュータンや履き口周りにはしっかりとパッドがついているので、中足部、かかと部のフィット感は良好でした。
シュータンはガセットタン構造になっており、ランニング中もずれるようなことはありませんでした。
シューズを選ぶ際はいつも購入するサイズで購入して問題ないと思います。
足幅が気になる方はハーフサイズアップを検討してもいいと思います。


履いた瞬間からこれまでのウェーブライダーとは別物


履いた瞬間に感じるのは、圧倒的なクッションの柔らかさです。
これまでのウェーブライダーとは別物だと、走る前から感じました。
足先もそり上がっておりロッカー感があります。
これまでのウェーブライダーは地味というか真面目というか、堅実なランニングシューズというイメージでした。
しかしウェーブライダー30は、ウェーブライダーらしい安定性を維持しながらも走りに楽しさを求めたシューズという印象です。
柔らかいのにブレない、前にガイドしてくれる走り


走り出すと、クッション感に加えて反発もしっかりあります。
特に軽い着地で前に進む感じはゆっくりジョグにピッタリだなと感じました。
さらにソール全体を貫くフルレングスのウエーブプレートのおかげで、柔らかい中にも芯があり、シューズ全体がぐにゃぐにゃせず、一枚の板で前方にガイドしてくれるような安定感があります。
クッションと反発があるけどブレない、あちこちに跳ねずちゃんと前にガイドしてくれる。
ボメロプラスのような楽しいライド感を持ちながら、より安定して走れる感覚です。
着地とともに滑らかに前に進み、少ない力でペースを維持して巡航できます。
クッションと反発、安定感の両立がすごいです
サブ4まで幅広くカバーできる完成度の高さ
クッション、反発、安定感とすべての要素を高いレベルで兼ね備えており、機能面だけ見るとはっきり言って弱点が無いというか、本当に完成度が高いシューズだと感じました。
フルレングスプレートのおかげでフォームが崩れにくく、長い距離でも最後まで安定して走れる安心感があります。
サブ4くらいのランナーなら、リカバリーからテンポアップ、本番までこれ一足ですべてカバーできる汎用性があります。
機能面は買って間違いないシューズだと思います。
好みが分かれるのは「重厚感・存在感のあるガイド」
これだけ高機能なウェーブライダー30ですが、あえて一つ特徴を挙げるとすると、良くも悪くも「重厚感」があります。
ここが好みの分かれるポイントだと思います。
ヒールカウンターも硬く、ミッドソールもクッション性はあるものの全体的に板のある重厚感があります。
その板が着地を安定させて前へ走らせてくれる良い点でもありながら、見方によっては足裏の自由度が無いという感覚もあります。
安定性をプレートで物理的に作っているので、やはりその存在感はあり、テンポアップするとより強く感じられます。
これを「走りをサポートしてくれる安心感」と感じるか、「窮屈」と感じるか。
足を守りながら走る日々のデイリートレーナーとしては必要な機能だと思いますし、走りの邪魔になるわけでもありません。
このガイドで走るのが好きか、もう少し自由度の高いシューズが好きか、好みが分かれる点だと感じました。個人的には、嫌いじゃないです。
42.5mmと分厚くクッション性も増しているので、ウェーブプレートをフルレングスにして安定感を維持したという発想はその通りだと思いますが、物理的なプレートのガイドと自由度の両立は、もしかしたらウェーブライダーの今後の課題なのかなとも感じました。
そういう意味では、前作のウェーブライダー29のようにフルレングスではないウエーブプレートの方が、その点では高い自由度も満足していたのかもしれません。
ランニングシューズの進化は奥深いし、本当におもしろいですね!
ランニングシューズらしからぬカッコいいデザイン
デザインも、ランニングシューズらしからぬカッコよさがあります。
正直、30周年モデルが発表されたときは「やっちゃってるな」と思いましたが、実際に手にするととてもカッコいいなと感じました。
珍しい柄物なので賛否はあるようですが、ド派手な色ではないためトレーニングシューズ感が少なく、カジュアルな普段履きにも使いやすいです。
赤いプルタブもアクセントになって映えますし、赤いウエーブプレートのアウトソールも含めて、結構オシャレなシューズだと思います。
ウェーブライダー30 vs 競合シューズ比較
ウェーブライダー30って他のシューズと比較してどうなんだろ?
ーズと1対1で徹底比較レビューしています。
どちらのシューズがいいのか、気になる方はぜひチェックしてみてください!
ウェーブライダー30の評判
国内外でのウェーブライダー30の評判についてもご紹介します。
The Run Testersのレビュー
- 快適性を極めたアッパーとゆとりあるフィット感:タンや履き口にパッドが豊富に使われており、足を優しく包み込むような履き心地です。つま先部分(トゥボックス)にも適度なゆとりがあり、リラックスしたフィット感を実現しています。
- 厚底なのに軽量、ソフトでクッション性の高い走り:かかと部分は42.5mmの厚底でありながら、片足約266gと軽量です。着地の衝撃をしっかり吸収しつつ、適度な反発力(スプリング)もあるため、柔らかいだけでなく足が沈み込みすぎない絶妙なバランスに仕上がっています。
- イージーランやリカバリーに最適なモダンな一足:スピードを出すよりも、ゆったりとしたペースで心地よく走るのに最適な設計です。従来の硬めのトレーニングシューズとは一線を画す、クッション性に特化した楽しくてモダンな走行感が味わえます。
クッション性が増して楽しく走れるシューズになってます!
FORDY RUNSのレビュー
- スペックが一新された定番モデル:ドロップが従来の10mmから8mmへと変更され、ヒール高42.5mmの厚底設計に。エンジニアードニットメッシュのアッパーはフィット感が良く、夏場でも蒸れにくい仕様です。
- 進化した2層構造ミッドソール:上層の柔らかい新素材(MIZUNO ENERZY NXT)と下層の硬めのフォーム、そしてウエーブプレートの組み合わせにより、極めてスムーズなライド感を実現しています。
- ペースアップにも対応する汎用性:ゆっくりとしたイージーランから、少しペースを上げる練習まで幅広く対応。日々の走り込みを快適にサポートしてくれる、汎用性の高い優秀なランニングシューズです。
適度な反発、推進力もあって幅広く使いやすいシューズです。
ともらん!のレビュー
- 前作から別物レベルの超絶進化:ヒール高42.5mm(ドロップ8mm)と大幅に厚底化されたにも関わらず、重量は前作据え置き(約265g/27.0cm)という驚きのスペックを実現しています。
- フルレングスプレート×2層構造ミッドソール:超臨界発泡の「MIZUNO ENERZY NXT」を含む2層ソールと、シリーズ初のフルレングスウエーブプレートが、ロッキングチェアのように転がる極上のライド感を提供します。
- 厚底を支えるキャタピラー級の安定感:計算されたアウトソールのラバー配置により、ヒールストライクでもブレない重厚な安定感を誇り、日々のジョグを快適に支えてくれる本格派ランニングシューズです。
クッション性は増しましたが、ウェーブプレートのおかげもあり安定感もしっかりあります。
ウェーブライダー30はこんな人におすすめ!
ウェーブライダー30は、クッション・反発・安定感をすべて高いレベルで備えた、弱点の少ない万能デイリートレーナーです。
特におすすめしたいランナーは以下の通りです。
- これからランニングを始める初心者の方
安定感と快適性の最適解で、最初の一足として間違いなく、日々のランニングを支えてくれます。 - サブ4を目指す中級者
リカバリーからテンポアップ、本番まで一足でカバーできる汎用性 - 怪我なく日々の距離を積み上げたいランナー
フルレングスプレートがフォーム崩れをしっかり支える - 柔らかいだけでなく、ブレない安定したライド感を求める方
プレートによる物理的な安定性が魅力 - ボメロプラスのようなクッションと反発が好きな方
フカフカな柔らかいクッション。それでいてブレずに前へガイドしてくれます。
逆に、キロ4分を切るようなテンポアップでも使うことを考えているなら少し注意が必要かと思います。
シューズの存在感や強めのガイドが苦手で自由度の高い走りを求める方は、ウェーブプレートのガイド、重厚感が窮屈に感じる可能性があります。
テンポアップするとレスポンスが鈍く感じるため、速いペースでの使用も考えている場合は、より軽量で反発のあるなジョグ用シューズがおすすめです。
総合評価:安定性と快適性の最適解を実現した万能ワークホース


以上、ミズノ ウェーブライダー30のレビューをご紹介させていただきました。
30年の歴史を持つウェーブライダーが、超臨界発泡フォーム「MIZUNO ENERZY NXT」とフルレングス・ウエーブプレートの融合によって、「実直だけど少し地味」という評価を一新。
極めて柔らかく、心地よく弾み、かつ絶対的に安定しているという、現代のランナーが求める全ての要素を高次元で満たすモデルへと昇華しました。
良くも悪くも重厚感・存在感のあるガイドが特徴で、これを安心感と捉えるか窮屈と捉えるかは好みが分かれますが、機能面では弱点の少ない、今年トップクラスの完成度のシューズだと感じました。
ウェーブプレートでウェーブライダーらしい安定感を維持しながら、クッションと反発の楽しいライド感を加えて、幅広いランナーに届きやすいシューズになっています。まさに安定性と快適性の最適解。
初心者の最初の一足としても間違いありません。
価格についても、最初は「ウェーブライダーで19,800円か」と、これまでのウェーブライダーのイメージからちょっと高いかなと感じていました。
でも性能で見れば、他社の同等モデルと比べても19,800円という価格はむしろリーズナブル。この完成度なら間違いなく「買い」です。
これまでのウェーブライダーの地味な印象で敬遠していた方もいるかもしれませんが、今作はトップクラスのデイリートレーナーに仕上がっています。
ぜひ多くの方にチェックしてみてほしいですし、たくさん売れて、記念すべき30代目が大成功になってほしいです。
おすすめシューズをランキング形式で紹介!
シューズを1対1で比較!記事の一覧はこちらから。
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