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【レビュー】Mizuno ウェーブライダー29|抜群の安定感はそのままにクッション性、反発性が大幅アップ

MIZUNO ウェーブライダー29 外観1

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ウェーブライダーはMizunoのランニングシューズの中で、日常のジョギングからレースまで幅広く対応するデイリートレーナー的位置づけのモデル。

特に安定性の高さにはシリーズを通して定評があります。

前作のウェーブライダー28も高い安定性があり走りやすいシューズでしたが、ウェーブライダー29ではミッドソールがよりクッション性の高いMIZUNO ENERZY NXTを全面に搭載し、クッション性と推進力を高めています。

ウェーブライダー29は初心者のレース用シューズとして、また走力のある方にはジョグやトレーニングシューズとして全てのランナーが持っていて損はない一足になっています。

実際に履いて25kmほど走ってみたので、その感想含めて詳しくレビューします。気になる方はぜひチェックしてみてください!

レビューを先に見たい方はこちらから記事内ジャンプできます。

通勤用のウェーブライダー28(オールブラック)が消耗してきたので、通勤用にウェーブライダー29もオールブラックを購入!

執筆者紹介

  • 40代、妻と3人に子どもをもつ会社員ランナー
  • ラン歴3年目でフルマラソンには2回出場(自己ベスト:4時間37分20秒)
  • 学生時代は小学校のサッカー部以外に運動部の経験は無し

ランナーとしてはまだまだ初心者だからこそ、これからはじめる人に寄り添った発信ができると思います。

本サイトのミッションは、このサイトを通じてたくさんのに楽に楽しくランニングはじめてもらうこと。ランニングをはじめた方はぜひコメント欄から「ランニングはじめました」の一言でいいので、教えていただけると嬉しいです!

Mizuno ウェーブライダー29の主な特徴

MIZUNO ウェーブライダー29 外観2

ウェーブライダー29の特徴

ミズノの WAVE RIDER(ウェーブライダー) シリーズは、1997年に初代が発売されて以来、ロングセラーとして世界中のランナーに愛されている定番モデルです。

シリーズの位置づけはデイリートレーナータイプであり、普段のジョギングやLSD(ロングスローディスタンス)からレースまで幅広く対応します。

初心者から中級者、またはサブ4・サブ3.5を目指すランナーまで愛用者も多く、人気のモデルです。

ウェーブライダー29になりその最大の特徴はミッドソールに「MIZUNO ENERZY NXT」をフルレングスで採用したことです。

安定性を高める「MIZUNO WAVEプレート」を「MIZUNO ENERZY NXT」で挟み込むような構造となっており、クッション性と反発性を向上させています。

またメンズモデルで約15g、ウィメンズモデルで約10gの軽量化を実現しています。

公式より引用
  • ミッドソール全体に「MIZUNO ENERZY NXT」を使用し、反発性とクッション性を向上。
  • MIZUNO WAVEプレートで安定性を向上。体重移動がスムーズに。
  • 前作より約15g軽量化され、27.0cmで約265gの軽量設計。

ウェーブライダー29の基本仕様

ウェーブライダー29の基本仕様は以下の通りです。

  • 発売日: 2025年8月22日(金)
  • 価格: 17,600円(税込)
  • ソール厚: ヒール 38mm/前足部 28mm(ドロップ 10mm)
  • ミッドソール素材:MIZUNO ENERZY NXT(上下層全面に採用)、MIZUNO WAVE プレート
  • アッパー: ジャガードメッシュ+ガゼットタン構造
  • アウトソール: X10 高耐摩耗ラバー
  • 重量: 約265g(27.0cm)

価格は前作の16,500円より1,100円アップ。全面により高性能なMIZUNO ENERZY NXTを採用しているので、1,100円の価格差は仕方ないところだと思います。

ミッドソール:柔らかいけどブレない走行感

繰り返しになりますが、Wave Rider 29 の最大の進化点は、この ENERZY NXTを上下層に全面採用 したことです。「超臨界発泡」という製造法で作られた最新フォームで、従来よりも 柔らかさ・反発性・耐久性 が大きく向上しています。

ミッドソール内部にはミズノ独自の MIZUNO WAVE プレート が搭載されています。

これは樹脂製の波形プレートで、着地時の衝撃を分散しながら、横ブレを抑えて安定性を高めます。

ENERZY NXTの柔らかさに、WAVEプレートの安定性が加わることで「柔らかいけれどブレない」という特徴的な走行感が生まれています。

公式では前作比で

  • 後足部:クッション性 +21%、反発性 +19%
  • 前足部:クッション性 +56%、反発性 +59%

とされています。

ミッドソールの屈曲性、クッション性をフォースメーターを使って測定してみました。

屈曲性は約90°に曲げたときの力を、クッション性は約1cm沈み込んだ時の力を測定しています。それぞれ3回ずつ測定し、平均値を出しています。

屈曲性は高ければ高いほど曲げから戻る力で推進力を得られますが、足に負担がかかります。

クッション性は低いほど柔らかく、足への負担を軽減できますが沈み込みすぎると力を吸収されて推進力が落ちる場合があります。

他のランニングシューズと比較したウェーブライダー29の測定結果は以下の通り。

シューズ屈曲性[N(90°)]クッション[N(1cm)]
MIZUNO ウェーブライダー2951.469.4
Adidas ADIZERO SL251.576.5
PUMA ディヴィエイトニトロ 375.183.6
MIZUNO ウェーブライダー2845.465.3
New Balance Freshfoam 880 v14 GORE-TEX66.781.3
Nike ボメロ1857.463.0
PUMA ヴェロシティニトロ441.867.2

屈曲性は他のシューズと比べても柔らかめ。足に負担をかけずに快適に走れます。

クッション性も他のシューズと比較しても柔らかい部類。履いてみるとクッションよりは地面の設置感を感じます。

アウトソール:X10ラバーで高耐久性と高いグリップ力

ミズノの定番アウトソール素材X10ラバーで、摩耗に強く耐久性に優れています。かかと部分から前足部までほぼ全面に配置されており、毎日のジョグや長距離走でもソールが削れにくいのが特徴です。

アウトソールの幅をデジタルノギスを使って実際に測ってみました。

前足部、かかと部の幅を3回ずつ測定し、平均値を出しています。

他のランニングシューズと比較したウェーブライダー29の測定結果は以下の通り。

シューズ前足部の幅[mm]かかと部の幅[mm]
MIZUNO ウェーブライダー29113.186.3
Adidas ADIZERO SL2114.580.3
PUMA ディヴィエイトニトロ 3103.482.4
MIZUNO ウェーブライダー28119.187.3
New Balance Freshfoam 880 v14 GORE-TEX120.895.3
Nike ボメロ18113.194.4
PUMA ヴェロシティニトロ4108.487.3

接地面積は広いほど安定しますが、スピードを出すのには不向きです。

ウェーブライダー29は、前足部もかかと部も広めの設計で走行中の安定感を高めています。

アッパー:通気性と柔軟性があり快適にフィット

Mizuno ウェーブライダー29 アッパー

ジャガードメッシュアッパーは柔らかい素材で通気性も良いです。夏場のロング走でも使用しましたが、長時間走っても蒸れなく、足にしなやかにフィットする感じでした。

履き口:ヒール部分が高くなっておりホールド感が良い

履き口周りにはクッションた適度に配置されており、またヒール部分が少し高めになっているので、走っている最中もかかとがずれるような感触もなく、安定して走れます。

履き口周りの幅をデジタルノギスを使って、ヒール部の高さを定規を使って実際に測ってみました。

履き口周りはサイド、ヒール、シュータンの幅を3回ずつ測定し、平均値を出しています。

ヒール部の高さは定規を入れて1回測定しています。

他のランニングシューズと比較したウェーブライダー29の測定結果は以下の通り。

シューズサイド[mm]ヒール[mm]シュータン[mm]ヒール高さ[mm]
MIZUNO ウェーブライダー2915.317.78.073.0
Adidas ADIZERO SL212.814.96.269.0
PUMA ディヴィエイトニトロ 311.913.13.567.0
MIZUNO ウェーブライダー2814.917.07.780.0
New Balance Fresh Foam 880 v14 GORE-TEX12.917.110.668.0
Nike ボメロ1813.116.712.668.0
PUMA ヴェロシティニトロ415.717.65.078.0

他のシューズと比べてヒール部分の高さが高くなっており、足首周り、かかとをしっかりホールドしてくれます。

重量:ジョグシューとしては軽量な部類

Mizuno ウェーブライダー29 重量

重さは25.5cmの実測で236.4g

前作よりも軽量化されており、軽やかに走ることができます。

ウェーブライダー28とウェーブライダー29の違い

ウェーブライダー28とウェーブライダー29の比較

ウェーブライダー28とウェーブライダー29を比較してみます。

項目Wave Rider 28Wave Rider 29
価格16,500円17,600円
スタック高(ヒール / 前足部)約 37.5 mm / 約 25.5 mm約 38 mm / 約 28 mm
ドロップ12 mm10 mm
重量(メンズサイズ9)約 280 g約 265 g
ミッドソール素材MIZUNO ENERZY NXT(部分採用)、MIZUNO ENERZY(主)MIZUNO ENERZY NXT(全面採用)
アッパー構造ジャガードメッシュ+ガセットタン構造ジャガードメッシュ+ガセットタン構造
アウトソールX10 カーボンラバーX10 カーボンラバー
落下スタイル高ドロップ・かかと寄り(ヒールストライク向け)ドロップ減少でより自然な着地へ(中前足型への適応性向上)
総評安定性と伝統的なハイ・ドロップ構成の日々のトレーニング向けモデル。ENERZY NXTにより柔らかさが改善。軽量かつクッション性が向上し、ドロップも10 mmになって走りがよりナチュラルに。安定性は保ちつつクッション性も増したデイリートレーナーに進化。

ウェーブライダー29になり「MIZUNO ENERZY NXT」が全面で採用されたのが大きな違いです。

また前足部のクッションが約3mm増加しており、より前足部でのクッション性が増しています。

前作ウェーブライダー28のレビューはこちら。

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ウェーブライダー29を実際に履いてみた感想

Mizuno ウェーブライダー29 履き口

実際にウェーブライダー29を履いて25kmほど走ってみたので感想をお伝えします。

サイズは通常サイズでOK

Mizuno ウェーブライダー29 外観3

通勤用にオールブラックを購入したので、エクストラワイドモデルになりましたが、サイズ感は通常購入しているサイズで問題ありませんでした。

前作を持っている方は同じサイズで購入しても問題ないです。

前足部の厚み増加で全体的にクッション感がアップ

ウェーブライダー28とウェーブライダー29の比較

前足部のミッドソールが前作に比べて3mm増加しています。前作と履き比べると分かりますが、前足部の厚みが増したことでシューズ全体としてクッション感、厚底感がアップしたように感じます。

見た目的には明らかに前足部が厚くなっており、比較してみるとごつく見えますが、ウェーブライダー29だけで見るとそこまで違和感はありません。

またミッドソール素材がMIZUNO ENERZY NXTになったことからもシューズ全体のクッション感は増しています。

マラソン初心者だと長距離走ったときの足へのダメージが心配です。クッション性が増したことで足自体へのダメージも軽減されますし、いいアップデートだと感じます。

着地時の反発力がアップ

ミッドソール素材がMIZUNO ENERZY NXTになったことから着地時の反発力がアップしました。

特に前足部でジョギングしてみると分かりますが、ミッドソールの厚みが増えたことで前作よりも反発感もアップしており、弾むように軽やかに走ることができます。

クッション性はアップしたが安定性は変わらず

ウェーブライダーの一番の売りである安定性はクッション性が増したにも変わらず前作のウェーブライダー28と変わりません。

クッション性が増すと着地時にブレが起きやすくなりますが、ウェーブライダーらしい履き心地は健在です。

地面の傾斜や凹凸、コーナーを曲がる時等高い安定性があるため着地時にグラついたりブレたりすることなく、エネルギーのロス無く気持ちよく走れます。

ランニング初心者だと長時間走る中でランニングフォームが崩れ体への負担が大きくなり、ケガにつながることもあります。

ウェーブライダー29は安定性がありブレが少ないため、ランニングの姿勢も維持しやすく、より効率良く安全な走りができます。

オールブラックなら普段履き、通勤用でもOK

オールブラックはミッドソール含めて全面ブラックのため、私服にももちろん合わせやすく秋、冬には普段履きとしても重宝します。

革靴が必須でなければビジネスカジュアルにもピッタリで通勤用でも違和感ありません。

ウェーブライダー29の評判

他のメディアでのウェーブライダー29の評判についてもご紹介。

SNSでの評判

確かにスピードを出すのであればもっと反発力、推進力のあるシューズはあります。安定感でダメージを小さく長く走るのに最適なシューズです!

クッション性もアップしたので、フルマラソンで使うと脚もちも良く最後まで走れそうな気がします!

Mizuno ウェーブライダー29はこんな人におすすめ!

ウェーブライダー29 は、「柔らかいけど安定している」 というバランス感が最大の魅力です。

毎日のジョグからフルマラソンまでカバーできる万能シューズであり、初心者が安心して履ける一足であると同時に、中上級者にはトレーニングやロング走で安心して使えるランニングシューズです。

総合評価:安定性は変わらずクッション性、反発力がアップし日々のランニングがより快適に

Mizuno ウェーブライダー29 外観4

以上、Mizuno ウェーブライダー29のレビューをご紹介させていただきました。

ウェーブライダーらしい安定感はそのままに、クッション性と反発力がアップし日々のランニングがより快適になる一足となっています。

ランニング初心者から中上級者まで最適なトレーニングシューズとなっていますので気になる方はぜひチェックしてみてください!

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