ナイキのペガサスプラス2ってどんな感じ?
そんな疑問に実際に購入して走ってみた率直な感想でズバリ回答します。
- フルレングスのZoomXに、前足部の露出型Air Zoomユニットを新たに搭載
- かかとはZoomXでフカフカ、前足部は沈み込まない硬めの接地感
- 前足部での着地と、接地時間を短くする練習にぴったり
- 新しい足型で、前足部は初代よりだいぶ広めの作りに
- 全然ほどけない波型の靴紐と、ポップでかっこいいデザイン

ペガサスプラス2は、名作「ペガサスターボ」の流れをくむナイキのテンポアップ寄りのデイリートレーナー「ペガサスプラス」の第2世代。
日本では2026年9月3日に発売されました。
初代はフルレングスのZoomXをプレートなしで搭載したシンプルなシューズでしたが、今作はそこに前足部の露出型Air Zoomユニットをプラス。
ナイキによると、前作よりエネルギーリターンが18%向上しているとのことです。価格は22,000円で、初代の19,800円から2,200円上がりました。
実際に履いてみると、かかとはZoomXでフカフカと柔らかい一方、前足部はAir Zoomユニットの硬さを感じます。
ロッカー感はあまりなく、全体的にフラットな着地。反発も控えめで、シューズが押し戻してくれる感覚はあまりありません。
正直に言うと、デイリートレーナーとしてゆっくり快適に走れるかというと、そこまで快適ではありませんでした。
かといって、反発で速く走らせてくれるシューズでもありません。
では、どんなシューズなのか。前足部で着地して、接地時間を短くする。
そんな練習をするときに、異物感なく気持ちよく走らせてくれるシューズです。
決して速く走るシューズではないけれど、前足部での着地と接地時間を短くする「正解」を教えてくれる。ペガサスプラス2は、そんな練習用のシューズだと感じました。
ペガサスプラス2は、速くはならない。でも、走りは変わるシューズです
おすすめシューズをランキング形式で紹介!
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執筆者紹介
- 40代会社員ランナー(5人家族)
- ラン歴4年目
- ジョグ用に特化して30足以上購入
- 月間走行距離300km前後
- フルマラソン自己ベスト
4時間29分6秒 ←足を痛めながらも出走
(第2回ひたちシーサイドマラソン)
〝楽に楽しくランニング〟をテーマに初心者ランナーに近い目線で発信します。
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ペガサスプラス2の主な特徴


ペガサスプラス2の特徴について解説します。
ペガサスプラス2の特徴 〝ZoomXに、前足部のAir Zoomをプラス〟


ペガサスプラスは、かつての人気モデル「ペガサスターボ」の後継として2024年8月に登場したシリーズです。
ナイキの高反発フォーム「ZoomX」をフルレングスで搭載しながら、カーボンプレートを入れない設計で、テンポアップにも使えるデイリートレーナーとして人気を集めてきました。
第2世代となるペガサスプラス2の最大の変化は、前足部に露出した湾曲型の「Air Zoomユニット」を新たに搭載したことです。
フルレングスのZoomXと組み合わせることで、ナイキの独自テストでは前作よりエネルギーリターンが18%向上したとされています。
Air Zoomユニットはサイズによって厚みや空気圧が調整されていて、足の大きさや体格が違っても同じような反発が得られるように作られています。
ソール厚はかかと38mm、前足部28mmと前作より3mm厚くなり、ドロップは前作と同じ10mm。カーボンプレートは引き続き搭載していません。
足型には、ナイキの新しい足型を採用。前作で多かった「きつい」という声に応えて、前足部とつま先周りの幅が広げられました。
アッパーは前作のフライニットから、軽さと通気性を重視したエンジニアードメッシュに変更。
2層構造で保護性能も高く、メッシュ越しに中足部の固定バンドが見えるデザインになっています。
アウトソールは、斜めのパターンとシャープなエッジが特徴の新しいワッフルデザイン。
曲がりやすくするための溝(フレックスグルーブ)が入っていて、中足部の外側の縁にもラバーが配置されています。反射材もついています。
ナイキは、このシューズの用途としてテンポラン、インターバル、普段の速めのランニングを挙げています。
ただ私が実際に走った印象は、速さを引き出してくれるというよりも、着地と接地の仕方で走りやすさが大きく変わるシューズ。このあたりは後半の感想で詳しくお伝えします。
ZoomXとAir Zoomの組み合わせで、前作とはキャラクターが変わりました!
- ZoomXフォーム(フルレングス):ナイキの軽量・高反発フォームをかかとからつま先まで搭載
- Air Zoomユニット(前足部・露出型):沈み込まない、しっかりとした接地感を生み出す
- 前足部とつま先周りが初代より広い足型
- エンジニアードメッシュ:フライニットから変更。2層構造で保護性能と通気性を両立
- 新しいワッフルアウトソール:斜めのパターンとフレックスグルーブ
ペガサスプラス2の基本仕様
ペガサスプラス2の基本仕様は以下の通りです。
前作と比べると、ドロップは変わらず10mm。ソールが全体的に3mm厚くなり、前足部にAir Zoomユニットが加わって、価格は2,200円アップ。
数字を見ても、初代のすっきりとした軽快さから、少しボリュームのあるシューズに変わったことが分かります。
なお、ナイキはソール厚を公表していないため、ソール厚は販売店やレビューでの表記です。
ソールが3mm厚くなり、価格は2,200円アップしました!
ミッドソール:かかとはフカフカ、前足部はAir Zoomで硬め


ペガサスプラス2のミッドソールについてレビュー解説します。
かかとはZoomXで柔らかく、前足部は硬め
履いた感触としては、かかとあたりはZoomXがあるので、すごく柔らかいです。履いた瞬間はフカフカと柔らかく感じます。
一方で、前足部はAir Zoomユニットが硬いように感じます。そこにやっぱり盛り上がりがあるような感触で、かかとの着地は柔らかいですが、前足部で蹴り出したときには硬めの接地感を感じます。クッション感としては、どちらかと言うと硬めのシューズかなと思います。
ロッカーはなく、前足部が盛り上がっているような感触
ロッカー感もそこまでなく、全体的にフラットな着地です。前作と同じように前足部がちょっと硬めなので、かかとから着地したときに前足部にちょっと盛り上がりを感じます。ロッカーがないというよりは、前足部が盛り上がっているような感触です。
反発は控えめ。でも沈み込まずに着地が安定する
反発も、Air Zoomユニットからはそこまで強い反発は感じません。反発で前に進むような推進力はあまりないですが、硬めのAir Zoomユニットが、蹴り出しを押し戻さずに支えてくれる感じです。
ただ、Air Zoomユニットが硬いとはいっても、着地した瞬間に地面の硬さを感じるわけではありません。地面の硬さは感じないけれど、Air Zoomユニットでしっかりとしたハリのある接地感がある。ZoomXだと沈み込む感触がありますが、Air Zoomユニットはあまり沈み込みがないので、着地が沈み込まずに安定して、ふらつかない感触です。
バスケットボールをたたくように、接地時間を短く
面白いのが、接地時間によって感触が変わることです。Air ZoomユニットはZoomXのような沈み込みがなく、踏み込むと空気がつぶれずにすぐ硬くなる感覚があります。そのため、接地時間が長いと、ユニットがそれ以上つぶれずにすぐ硬さを感じてしまいます。
でも、着地した瞬間に蹴り出すと、硬さを感じずに、Air Zoomユニットをつぶす感触で気持ちよく走れるんです。ちょうどバスケットボールを、グーっと押すと硬いけれど、たたくと硬さを感じない。そんなイメージです。バスケットボールをたたくように、短い接地時間で走れると快適に走れます。
バスケットボールをたたくように、短い接地時間で走ると快適です!
ミッドソールの屈曲性、クッション性をフォースメーターを使って測定してみました。
屈曲性は約90°に曲げたときの力を、クッション性は約1cm沈み込んだ時の力を測定しています。それぞれ3回ずつ測定し、平均値を出しています。




屈曲性は高ければ高いほど曲げから戻る力で推進力を得られますが、足に負担がかかります。
クッション性は低いほど柔らかく、足への負担を軽減できますが沈み込みすぎると力を吸収されて推進力が落ちる場合があります。
他のランニングシューズと比較した測定結果は以下の通り。
| シューズ | 屈曲性[N(90°)] | クッション[N(1cm)] |
|---|---|---|
| ペガサスプラス2 | 64.0 | 67.2 |
| ペガサスプラス | 47.7 | 88.3 |
| ペガサス42 | 71.4 | 70.7 |
| ゴーストアンプ | 54.7 | 84.2 |
| ノヴァブラスト6 | 67.1 | 94.6 |
| FuelCell Rebel v5 | 74.8 | 63.6 |
| EVO SL | 86.4 | 106.8 |
| ディヴィエイトピュアニトロ | 63.6 | 97.9 |
屈曲性は8足の中ではちょうど真ん中あたり。初代のペガサスプラスと比べると硬くなっていて、前足部にAir Zoomユニットが入った影響が数値にも表れているようです。
クッション性は数値で見るとFuelCell Rebel v5に次いで低く、数値上は柔らかい部類です。かかとのZoomXの柔らかさが表れていると思います。ただ前足部はAir Zoomユニットの硬さを感じるので、クッション感全体としては数値ほど柔らかい印象ではありません。
アウトソール:新しいワッフルデザインとフレックスグルーブ


ペガサスプラス2のアウトソールについてレビュー解説します。
アウトソールは、ナイキ伝統のワッフルデザインを新しくしたもので、斜めのパターンとシャープなエッジが特徴です。
曲がりやすくするための溝(フレックスグルーブ)が入っています。
グリップ力も高く、安心して走れます。
中足部のミッドソールがむき出しになっている部分の摩耗が心配ですが、中足部にも外側の縁にラバーがついていて、中足部のミッドソールへのダメージを軽減してくれそうです。
中足部の外側の縁にもラバーがあって安心です!
アウトソールの幅をデジタルノギスを使って実際に測ってみました。
前足部、かかと部の幅を3回ずつ測定し、平均値を出しています。




他のランニングシューズと比較した測定結果は以下の通り。
| シューズ | 前足部の幅[mm] | かかと部の幅[mm] |
|---|---|---|
| ペガサスプラス2 | 108.6 | 85.7 |
| ペガサスプラス | 111.5 | 85.6 |
| ペガサス42 | 108.2 | 87.5 |
| ゴーストアンプ | 107.5 | 87.4 |
| ノヴァブラスト6 | 114.6 | 93.4 |
| FuelCell Rebel v5 | 106.8 | 90.3 |
| EVO SL | 111.4 | 83.6 |
| ディヴィエイトピュアニトロ | 109.4 | 91.7 |
接地面積は広いほど安定しますが、スピードを出すのには不向きです。
ペガサスプラス2は前足部もかかと部も、8足の中では細めのつくり。
接地面が特別広いわけではありませんが、沈み込みの少ないAir Zoomユニットのおかげで、着地はふらつかず安定しています。
アッパー:エンジニアードメッシュ。前足部は初代よりだいぶ広い




ペガサスプラス2のアッパーについてレビュー解説します。
素材:2層構造で保護性能も通気性も高い
アッパーは、前作のフライニットから、軽さと通気性を重視したエンジニアードメッシュに変わりました。2層構造で保護性能も高いですが、通気性も高く、快適な履き心地です。
ここは好みですが、素材感としては、前作のフライニットの方が生地の高級感があってよかったなと思います。ただ、今回のエンジニアードメッシュも、先端はキラキラと光沢があってデザイン性の高さを感じます。ここはさすがナイキですね。履いていてテンションが上がります。
前足部はゆとりのある作りに
足先には通常通り十分余裕があります。足幅はペガサスプラスの初代よりはだいぶ広めな作りになっていて、甲の高さ方向もちょっとゆとりがある感じ。前足部がゆとりのある作りになっています。
これは新しい足型を採用したことによる変化で、初代の「前足部がきつい」という声にしっかり応えた形です。前作がレースモデルのようなピッタリとしたフィット感だったのに対して、ペガサスプラス2はより快適なデイリートレーナー寄りのデザインになりました。なお、ワイドモデルの展開はありません。
サイズ感をまとめると、前足部は幅も高さも長さ方向も十分余裕があるので、通常サイズで問題ないと思います。
靴紐:波打った形で、全然ほどけない
靴紐も波打った形になっていて、全然ほどけません。すごく頑丈な感じになっています。表面に凹凸のあるこのタイプの靴紐は、一度結ぶと走っている途中でほどけにくく、甲周りをしっかり固定してくれます。
デザイン:水玉模様とAir Zoomの黄色がポップでかっこいい
デザインがすごくかっこいいです。ナイキはかっこいいデザインのシューズが多いなと思います。アッパーも水玉模様みたいになっていて、Air Zoomの黄色も映えて、すごくポップな感じでかっこいいなと思います。
水玉模様とAir Zoomの黄色が、とにかくかっこいいです!
履き口:中足部はしっかり。足首周りは少し緩く、シュータンは短め




ペガサスプラス2の履き口周りについてレビュー解説します。
中足部は特に緩いということはなく、しっかりとしたホールド感があります。
足首周り:足を上げたときに少し隙間ができる
足首周りはちょっと緩いかなという印象です。ちょっと足を上げたときに少し隙間ができるような緩さがあるような気がします。
パッドはしっかり付いていて、ヒールカウンターも高めなんですが、足首周りはちょっとゆとりがあるような感じ。もう少しヒールカップがぐっと包み込んでくれるような形状だとよかったかもしれません。
シュータン:ガセットタンだけど、短くてパッドは少なめ
特に走りには関係ないのですが、シュータンが短いのはちょっと気になりました。シュータンはガセットタン構造になっていますが、あまりパッドは付いておらず、さらにシュータンも短いので、走っていてシュータンがずれると、靴紐の結び目あたりの足当たりが気になるかもしれません。今のところ、そういったトラブルは起きていません。
中足部はしっかりしていますが、足首周りとシュータンは少し惜しいところです
履き口周りの幅をデジタルノギスを使って、ヒール部の高さを定規を使って実際に測ってみました。
履き口周りはサイド、ヒール、シュータンの幅を3回ずつ測定し、平均値を出しています。
ヒール部の高さは定規を入れて1回測定しています。








他のランニングシューズと比較した測定結果は以下の通り。
| シューズ | サイド[mm] | ヒール[mm] | シュータン[mm] | ヒール高さ[mm] |
|---|---|---|---|---|
| ペガサスプラス2 | 11.6 | 11.5 | 1.7 | 83.0 |
| ペガサスプラス | 12.7 | 16.6 | 1.9 | 80.0 |
| ペガサス42 | 11.4 | 17.9 | 7.1 | 78.0 |
| ゴーストアンプ | 15.2 | 20.0 | 6.4 | 71.0 |
| ノヴァブラスト6 | 16.4 | 17.8 | 5.1 | 83.0 |
| FuelCell Rebel v5 | 14.4 | 12.9 | 3.7 | 72.0 |
| EVO SL | 11.9 | 13.9 | 1.9 | 70.0 |
| ディヴィエイトピュアニトロ | 13.2 | 15.2 | 2.7 | 75.0 |
ヒール高さはノヴァブラスト6と並んで8足の中で最も高い83.0mmです。
一方でパッドは薄めで、ヒールとシュータンは8足の中で最も薄くなっています。シュータンのパッドが少なめなことや、足首周りに少し隙間を感じることも、この作りと関係しているのかもしれません。
重さ:27cmで約249g。初代より地面が遠く、存在感が増した


ペガサスプラス2の重さは、ナイキ公式で27cmで約249gです。
最近のテンポアップ用シューズには220g前後の軽いモデルも多いので、それと比べると少し重めの部類に入ります。
重いとは言えないですが、前作のペガサスプラス初代はすごくすっきりしていて、地面も近い感じでした。
今作はやっぱり厚底でAir Zoomユニットの存在感もあるので、地面が遠いというか、ちょっとシューズの存在感が増しています。
地面を感じて走りたいという方には、初代の方が走りやすかったかもしれません。なお、ナイキによるとペガサス42と比べると約10%軽く作られています。
重くはないですが、初代のすっきり感とは少し違います
ペガサスプラス2を実際に履いてみた感想




実際にペガサスプラス2を履いて走ってみたので感想をお伝えします。
デイリートレーナーだと思って走ると、ちょっと違う
ペガサス42がデイリートレーナーで、ペガサスプラスがテンポアップシューズ。
そう聞くと、EVO SLのような速く走れるシューズを期待するかもしれませんが、そこはちょっと違うかもしれません。
初代のペガサスプラスは全面ZoomXで、そういったポジションを狙っていたのかもしれません。
ペガサスプラスシリーズには、ぜひEVO SLやディヴィエイトピュアニトロと競うようなポジションを狙ってほしいところですが、実際は違います。
ペガサスプラス2はEVO SLなどに比べると重さもあり、Air Zoomユニットの反発もそこまで強くないので、性能的には速く走るテンポアップ用ではなく、デイリートレーナーかなと思っていました。
ただ、その割には前足部にAir Zoomユニットの硬い張りがあって、ゆっくり走って快適かと言われると、そこまで快適ではないかなというのが正直な感想です。
かかとから着地すると、前足部に異物感がある


かかとから着地すると、ZoomXがつぶれてAir Zoomユニットの盛り上がりが異物感のように感じます。
一方で、前足部や中足部で着地してAir Zoomユニットに乗ったときには、そういった異物感がなくなります。
ペガサスプラス2は、かかと着地ではなく、Air Zoomユニットのある前足部に直接着地したときに気持ちよく走れるシューズ。
着地の仕方によって走りやすさがはっきり変わるので、前足部で着地する練習に、とても使いやすいシューズです。
接地時間を短くすると、気持ちよく走れる


ZoomXのような沈み込みがなく、硬めでレスポンスの良い反発なので、その反発に乗るように接地時間を短くする練習にも使えます。
接地時間が長いとAir Zoomユニットがすぐ硬くなってしまいますが、着地した瞬間に蹴り出せば、ユニットの硬さを感じずに、つぶす感触で気持ちよく走れます。
足を真下におろして、Air Zoomユニットで着地して、短めの接地時間でピッチを上げて走る。これが一番快適に走れる走り方だと思います。
まさに、効率的なランニングフォームに導いてくれる、そんなシューズです。
効率的なランニングフォームに導いてくれるシューズです!
ジョグでもロング走でもテンポアップでも「練習」に使える


なので、ゆっくりジョグでもロング走でも、前足部で着地して接地時間を短くして、バスケットボールが跳ねるようにテンポ良くピッチを上げて走るような練習をしたいという方には、ぴったりだと思います。
ロング走でも最後までフォームを崩さずに、接地時間を短くピッチを上げて走る練習をしたい方にはすごくぴったり。
もちろんテンポアップでも、反発で速く走れるわけではないですが、しっかりと前足部で着地して、接地時間を短く蹴り出す、そんな練習をするのにぴったりのシューズだと思います。
前足部の着地と、接地時間の「正解」を教えてくれるシューズ
決して速く走るシューズではありません。長く快適に走れるシューズでも、テンポアップで速く走るためのシューズでもない。
でも、前足部での着地と、接地時間を短くする正解を教えてくれるシューズ。そういう練習をしたい方にこそ、おすすめできるシューズです。
これはこれで、他にはない価値のあるシューズだと思います。
初代の方が良かったと感じたところ
前作の初代はすごくすっきりしていて地面も近い感じでしたが、今作は厚底とAir Zoomユニットの存在感で、地面が遠く、シューズの存在感が増しています。
素材感も、前作のフライニットの方が高級感がありました。軽快さや地面を感じる走りが好きだった方は、初代の方が好みに合うかもしれません。
軽快さや地面を感じる走りが好きな方は、初代も要チェックです
デザインはやっぱりかっこいい
それでもデザインは本当にかっこいい。水玉模様のアッパーに、Air Zoomの黄色がポップに映えて、履いているだけで気分が上がります。
ナイキはやっぱり、デザインの力がすごいなと思います。
ペガサスプラス2 vs 競合シューズ比較
ペガサスプラス2って他の似たようなシューズと比較してどうなんだろ?
と思われる方も多いと思います。ペガサスプラス2を他社のシューズと比較します。
ペガサスプラス2の評判
国内外でのペガサスプラス2の評判についてもご紹介します。
シューズアドバイザー藤原のレビュー
- 初代とは新旧モデルというより用途が異なる別のモデル。初代は接地感で走り、ペガサスプラス2は反発で走るシューズ
- デイリートレーナーの扱いやすさとZoomXの反発を両立していて、やりすぎていない助力感が良い
- 短い比較ながら、初代よりキロ6秒速いのにパワーは6W低く、スピードを出すより巡航を楽にしてくれるシューズと感じた
- サブ4を目指すランナーならレース用の候補に、サブ3前後のランナーなら日常の距離走やロング走用に合う
初代と2は、名前は同じでも別のシューズですね
マラソン理学療法士のギア戦略のレビュー
- クッションの中に芯があり、踏み込むと反発の戻りが速い。クッションを感じながらテンポよく走りたくなる
- 前足部がしっかりしていて、ペガサス42で気になった頼りなさや中折れ感が少ない
- ロッカーの誘導はそれほど強くなく、キロ5分台から4分台のペース走やテンポ走で使いたい
- 中足部とつま先は狭い一方で甲とかかとには緩さがあり、フィット感は試着で確かめてほしい
ゆっくり走る日より、ペースを上げる練習向きという見方です
Ben Parkesのレビュー(海外)
- 前足部が幅も高さも広くなり、アッパーも快適。近年のナイキの中でも最も快適なものの一つ
- 安定していて予測どおりの走り心地で、作りもしっかりしていて耐久性も高そう
- ただ競合より重く、前足部のAir Zoomに反発やスピード感の効果があるのかは疑問
- シュータンが短くてずれやすく、足幅が狭い方には向かない
- 軽いジョグや普段使いなら十分だが、反発のあるテンポアップ用としては勧めにくい
Air Zoomユニットの性能はあまり助力は感じられません
The Run Testersのレビュー(海外)
- とても快適でしっかりした日常用のシューズで、距離を積むのに向いている
- ZoomXとAir Zoomを搭載している割にはペースを上げたときの反発が乏しく、スピード練習には物足りない
- 現在のペガサスシリーズでは最高の一足で、ペガサス42より軽くて反発もあり、走っていて楽しい
- 前足部はゆったりしていて、サイズはいつも通りで問題ない
- 10mmドロップの伝統的な走り心地が好きなら有力だが、そうでなければ他にも選択肢は多い
やはりテンポアップというよりはデイリートレーナー
EDDBUDのレビュー(海外)
- ノヴァブラスト6、EVO SL、ディヴィエイトピュアニトロと比べて最も重く、エアユニットなしのZoomXだけで良かったのではという意見
- 軽さと機敏さ、アッパーの良さはEVO SLやディヴィエイトピュアニトロが上で、選ぶならそちら
- 濡れた路面や軽いトレイルではアウトソールに安心感があり、安定感はEVO SLより上
- 前足部の剛性が高く、中足部から前足部で着地する人にはディヴィエイトピュアニトロより反応が良く感じられる
- シュータンが短く、靴紐の締め具合を調整しにくい
Air ZoomユニットよりもZoomXの方が良かったように思います。ただZoomXも次の素材を開発しないと少し前の素材のようなイメージもあります。
国内外の評判まとめ
高く評価されている点
- 「ゆっくり走っているときより、スピードを上げたときにシューズの印象が変わる」
- 「入力した分だけ返ってくる」と、自分の脚で地面を押すランナーに素直に応えるという海外の評価
- 前足部が広くなり、初代の「きつい」というフィットの不満が改善されたと好評
- 中足部のロックダウン(固定感)が高く評価されている
- 陸上の中短距離選手が、スパイクを履かない日のドリルや流しに使う用途でも評価されている
指摘されている点
- ゆっくりのジョグでは「想像より硬く、重量感がある」という声
- ロッカーが控えめで前足部が硬いため、着地がバタバタと平らに地面を叩くような感触になりやすい
- 足首周りのカットや高めのヒールカラーで、人によっては擦れることがあるという指摘
- 甲が低い・足幅が狭い方は、広くなった前足部に遊びを感じることも
- 「ZoomX単体の方が自然だった」と、Air Zoomユニットの必要性に疑問を持つ声も
「ゆっくりでは硬く、自分から地面を押すと良さが出る」という評価は、私の「接地時間を短くすると気持ちよく走れる」という感想とも重なります。
シューズに走らせてもらうのではなく、自分の走りを作るためのシューズだと考えると、このシューズの良さが見えてくると思います。
自分の走りを作るためのシューズと考えると、良さが見えてきます
ペガサスプラス2はこんな人におすすめ!


ペガサスプラス2は、快適さや速さを与えてくれるシューズではなく、自分の走りを磨くための練習用シューズです。
特におすすめしたいランナー
- 前足部・中足部での着地を身につけたい方 ── 正しく着地できると異物感が消えるので、着地の練習になります
- 接地時間を短くして、ピッチを上げる練習をしたい方 ── 素早く蹴り出すと気持ちよく走れます
- ロング走でも最後までフォームを崩さない練習をしたい方 ── 接地を意識し続けるきっかけになります
- シューズに頼らず、自分の脚で地面を押して走りたい方 ── 押した力を素直に返してくれます
- 陸上部などでドリルや流しをする方 ── スパイクを履かない日の練習用としても評価されています
- デザインでテンションを上げたい方 ── 水玉模様とAir Zoomの黄色がポップでかっこいい
以下のようなランナーには少し注意が必要です。
- ゆっくり快適に走りたい方 ── 前足部の硬い張りで、快適さは控えめ。ペガサス42やボメロプラスがおすすめです
- 反発で速く走りたい方 ── 反発は控えめなので、よりバウンシーなシューズが向いています
- かかと着地がメインの方 ── 前足部の盛り上がりを異物感として感じやすいです
- 地面を感じる軽快な走りが好きな方 ── 初代の方が好みに合うかもしれません
- シュータンのクッションや足首周りのフィット感を重視する方 ── シュータンは短く、足首周りは少し緩めです
着地と接地を意識した練習をしたい方にこそ、おすすめです!
総合評価:速さより「正しい着地」を教えてくれる、練習のためのシューズ


以上、ナイキ ペガサスプラス2のレビューをご紹介させていただきました。
かかとはZoomXでフカフカ、前足部はAir Zoomユニットで硬め。ロッカーはなく、反発も控えめ。
デイリートレーナーとしてゆっくり快適に走るには、正直そこまで快適ではありませんでしたし、反発で速く走らせてくれるシューズでもありません。
初代のすっきりとした軽快さや、フライニットの高級感が好きだった方には、少し物足りなく感じるかもしれません。
それでも、前足部で着地して、接地時間を短く蹴り出せたときには、Air Zoomユニットをつぶす感触で気持ちよく走れる。
ジョグでもロング走でもテンポアップでも、着地と接地を意識した練習をしたいときに、その「正解」を教えてくれるシューズです。
足を真下におろして、短い接地時間でピッチを上げる。そんな効率的なランニングフォームに導いてくれます。
価格は22,000円。自分の走りを一段磨きたい方は、ぜひ一度試してみてください。
デザインのかっこよさも、練習のモチベーションを上げてくれるはずです。
ぜひ実店舗での試着もお試しください!
速くはならない。でも、走りは変わる。そんな一足です!
おすすめシューズをランキング形式で紹介!
シューズを1対1で比較!記事の一覧はこちらから。
YouTubeもはじめました。これからどんどん動画も投稿して有益なチャンネルにしていきますのでよかったらいいね、チャンネル登録、ベル通知よろしくお願いします。
せっかくランニングするなら『オーディブル』は強くおすすめ!
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ランニングと同じで、コツコツ積み上げた知識は人生を変える力があります。
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