ヴェロシティニトロ4とEVO SLどっちがいいんだろ？
この2足で悩んでいる方に、この記事ではどちらがおすすめか、50の利用シーン別の比較も交えて詳しく解説します。
ノヴェロシティニトロ4とEVO SLは、どちらもフルマラソンを目標に日々トレーニングするランナーにとって頼もしい相棒になるシューズです。
実際に履いて走ってみた感想を踏まえ、結論から言うと、
- 沈み込みが少なく高反発でスピードを出したい ランニングなら アディゼロ EVO SL
- 柔らかいクッションで脚に優しく楽しく走りたい なら ヴェロシティニトロ4
と考えます。
EVO SLはトップレーシングモデル譲りの 強い反発 を持ち、しっかり衝撃を吸収しつつ効率よくスピードを出せる優れたシューズ。
とにかくポンポンと進む。
特にテンポ走やインターバルなど スピード練習 で真価を発揮し、フルマラソンまで安定して走り切れる推進力があります。
ペースアップしたいランでは頼れる一足。
一方、ヴェロシティニトロ4はクッションがEVO SLより 柔らかく反発性も十分 に感じられます。
履いて走り出した瞬間から脚への優しさと適度な弾みで、思わず 走る楽しさを実感できる 魅力的なシューズです。
しかも厚底クッションモデルの割に 価格が控えめ(定価16,500円) なのも嬉しいポイント。
結局どちらか一足選ぶならどっち？
と言われたら・・・総合的な クッションの心地よさ と 軽快さ・汎用性の高さ から、筆者ならヴェロシティニトロ4を選びます。
EVO SLも軽快に走れて、カーボンプレート無しのシューズとしては最も反発がもらえるシューズ。
しかしアッパーも薄く、履き口周りのクッションも少なめ、レーシングモデルのシューズに慣れていない身としては少しサポート感が心もとない感じがします。
体に負担がかかるため、初心者にはおすすめできません。
ヴェロシティニトロ4も十分な反発とクッションがバランスよくあり、サポートも安心感があるためヴェロシティニトロ4を選びました。
「もっと本格的にスピード練習用のシューズが欲しい」という方は、両方所持して使い分けるのもいいかもしれません。
どちらもイチ押しの優秀シューズなので、ヴェロシティニトロ4とアディゼロ EVO SLが気になる方はぜひチェックしてみてください！
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執筆者紹介
- 40代会社員ランナー（5人家族）
- ラン歴3年目
- 月間走行距離300km前後
- フルマラソン自己ベスト
4時間29分6秒
（第2回ひたちシーサイドマラソン）
〝楽に楽しくランニング〟をテーマに初心者ランナーに近い目線で発信します。
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ヴェロシティニトロ4 vs EVO SL 基本スペック比較
まずはヴェロシティニトロ4とEVO SLの基本スペックを比較してみます。
| 項目 | ヴェロシティニトロ4 | アディゼロ EVO SL |
|---|---|---|
| 発売 | 2025年7月17日 | 2024年11月 |
| 定価 | 16,500円（税込） | 19,800円（税込） |
| 重量（27.0cm） | 約250g | 約224g |
| ソール厚 | 前足部26mm／踵36mm | 前足部32mm／踵38.5mm |
| ミッドソール | NITROFOAM™（フルレングス） | LIGHTSTRIKE PRO（フルレングス） |
| アウトソール | PUMAGRIPラバー（800km耐久・高グリップ） | Continentalラバー（高グリップ・高耐久） |
| 特徴 | 軽量でクッション・反発◎、ジョグ～テンポ走に対応JAPAN FIT採用でフィット感良好 | 高反発ミッドソールでスピード練習◎長距離も対応し練習からレースまで活躍 |
ヴェロシティニトロ4は、発売以来人気急上昇中のプーマ定番トレーナーシューズ。
最近は2万円超えの高価格シューズも増える中、定価16,500円 という手に取りやすさも魅力の一つ。
超臨界発泡で軽量＆高反発な NITROFOAMミッドソール をかかとからつま先まで採用し、前作（Nitro 3）より反発性が向上。
前足部も厚みを増したことで踏み込み時のエネルギーリターンが強化されています。
アウトソールには高耐久でグリップ力の高い PUMAGRIPラバー を全面配置し、公式で耐久距離800kmと非常に長持ち！（※雨天時の路面でも安定したグリップで安心です）
前足部・かかと部ともに接地面が広めで着地のブレを抑え、フルマラソンのような長距離ランでもフォームを維持しやすい 安定設計 もポイント。
通気性抜群のエンジニアードメッシュアッパーで長時間走ってもムレにくく快適です。
さらにシンプルで洗練されたデザインは普段履きにも使いやすく、汎用性の高さも人気の理由となっています。
アディゼロ EVO SLは、2025年に大ヒットしたアディダスの新世代トレーニングモデル。
厚さ38.5mmの厚底シューズですが、重量は約224gと驚くほど軽いです。
トップレーシングモデルにも使われるLightstrike Proのミッドソールがかかとからつま先までフルに搭載されており、脚への衝撃を大幅に和らげつつ、踏み込みに応じて強い反発で前に押し出す推進力を感じられます。
ドロップは6.5mmと最近のシューズの中では控えめで、過度な前傾姿勢にならず自然な重心移動で転がるようなスムーズさも実現しています。
アウトソールにはContinentalラバーを採用し、耐久性が高く強力なグリップ力で爽快な蹴りだし感です。
レーシング級のテクノロジーを搭載したシューズとしては価格は19,800円と比較的手に取りやすい設定なのも嬉しい点です。
ヴェロシティニトロ4 vs EVO SL 実際に履いた感想
ヴェロシティニトロ4とアディゼロ EVO SLを実際に履いてみた感想をそれぞれ簡単にご紹介します。
それぞれ個別の詳細なレビュー記事もありますので、気になる方はぜひチェックしてみてください！
- とにかく軽くて反発感が心地よい
- 800kmの高い耐久性
- クッション性も高く、ゆっくりジョグからテンポアップまで対応可
- コスパが良い
- 38.5mmの厚底でも約224gと超軽量
- 強い反発でテンポ走などスピード練習にも対応
- クッション性もしっかりありフルマラソンまで安心して走れる
- 高性能ながら定価19,800円と比較的手が届きやすい
それぞれ履いてみると特徴が際立っています。
ヴェロシティニトロ4は柔らかな足入れ感とクッションの安心感が秀逸で、「これなら長く走っても平気そう」と思わせてくれます。
一方のEVO SLは足を通した瞬間に軽さと反発の強さを感じ、「スピードを出してみたい！」と自然に思える履き心地でした。
ヴェロシティニトロ4 vs EVO SL シチュエーション別おすすめ50本勝負
ここからは
ヴェロシティニトロ4とEVO SL、どういうシーンではどっちがおすすめなの？
と気になる使用シーンを実際に履いてみた感想をもとに独断と偏見でまとめます。
| テーマ | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 初心者の最初の一足 | ヴェロシティニトロ4 | クッションが優しく安定感も十分。初心者でも比較的扱いやすく安心感がある |
| 初フルマラソン | ヴェロシティニトロ4 | 柔らかいクッションが衝撃を和らげ脚の消耗を軽減。長距離も完走しやすい |
| 5kmを楽しく | アディゼロ EVO SL | 軽さと反発があり、テンポ良く弾む走りで短い距離も爽快に楽しめる |
| 膝や腰に不安 | ヴェロシティニトロ4 | 柔らかいクッションが着地衝撃を吸収。関節への負担を和らげてくれる |
| ラン習慣づくり | ヴェロシティニトロ4 | 体への負担が少なく故障しにくいので、継続的なランニング習慣に最適 |
| ゆっくりジョグ | ヴェロシティニトロ4 | 安定した厚底クッションでゆったりペースでもラクに走れる |
| ペースを気にせず | アディゼロ EVO SL | 高反発クッションでスピードの上下に柔軟に対応。弾む走りでペースを気にせず楽しめる |
| スピード練習 | アディゼロ EVO SL | 反発が強く超軽量。インターバル走やレペティションなど高速練習に最適 |
| ロングジョグ | ヴェロシティニトロ4 | 柔らかいクッションが長時間の衝撃を吸収。足腰へのダメージを抑えてLSDも◎ |
| インターバル走 | アディゼロ EVO SL | 軽さと反発で加速・減速がスムーズ。スピード変化の大きい練習でも扱いやすい |
| テンポ走 | アディゼロ EVO SL | 弾むような高反発で巡航ペースを維持しやすく、リズム良く走れる |
| リカバリーラン | ヴェロシティニトロ4 | 柔らかいクッションが疲労抜きジョグに最適。脚への優しさ◎ |
| レース前調整 | ヴェロシティニトロ4 | 脚に疲れを残しにくいクッション。大会直前の調整ジョグでも安心 |
| 5kmレース | アディゼロ EVO SL | 超軽量で反発力も高く、短距離のレースを全力で攻めて走れる |
| 10kmレース | アディゼロ EVO SL | スピード持久力を引き出す反発性能。テンポ良く巡航し自己ベストを狙える |
| ハーフマラソン | アディゼロ EVO SL | 高反発でスピードを維持しやすい。適度なクッションもあり後半まで快走できる |
| フル完走狙い | ヴェロシティニトロ4 | 柔らかいクッションが42.195kmの衝撃を緩和。脚へのダメージを最小限に抑えて完走をサポート |
| サブ4狙い | ヴェロシティニトロ4 | 軽さと反発でキロ5分台のペースなら十分な性能。効率よくタイムを狙える |
| サブ5狙い | ヴェロシティニトロ4 | スピードより脚を守る安心感重視。長時間でも脚へのダメージを軽減して完走しやすい |
| ウルトラ練習 | ヴェロシティニトロ4 | とにかく脚に優しいクッションが◎。超長距離のLSDでも脚を守ってくれる |
| 雨の日ラン | ヴェロシティニトロ4 | PUMAGRIPの抜群のグリップで濡れた路面でも滑りにくく安心 |
| 夏の暑さ対策 | アディゼロ EVO SL | アッパーが極薄モノメッシュで通気性抜群。蒸れにくく快適に走れる |
| 冬の寒い日 | ヴェロシティニトロ4 | 比較的厚めのエンジニアードメッシュが冷気を和らげ足元が冷えにくい |
| 夜ラン | ヴェロシティニトロ4 | 反射素材のディテールが夜間の被視認性アップ。暗い時間でも安心 |
| 公園・土の道 | アディゼロ EVO SL | やや硬めで安定感あるクッションが不整地でも沈み込みすぎず走りやすい |
| アスファルト長距離 | ヴェロシティニトロ4 | 柔らかクッションが路面衝撃を吸収。足裏の疲労を軽減して長距離も快適 |
| 坂道（登り） | アディゼロ EVO SL | 軽量で弾む推進力が登坂をサポート。楽にグイグイ登れる |
| 通勤ラン | ヴェロシティニトロ4 | 軽さと反発で通勤ランも効率良く走れる。デザインもスマートで普段着に馴染む |
| 旅行・出張 | ヴェロシティニトロ4 | 軽量で荷物にならず、柔らかいクッションで長時間歩いても疲れにくい。白などシンプルカラーなら私服にも◎ |
| 体重が重め | アディゼロ EVO SL | 硬めで沈み込みにくいクッションが衝撃を分散。体重による底付きも抑える |
| 体重が軽め | ヴェロシティニトロ4 | 柔らかクッションの恩恵を感じやすく、軽いランナーでもふわふわの履き心地を楽しめる |
| 40代ランナー | ヴェロシティニトロ4 | 関節への優しさを重視。柔らかいクッションで膝・腰への負担を和らげ無理なく走れる |
| 50代ランナー | ヴェロシティニトロ4 | 安定性と衝撃吸収力が高く安心。脚へのダメージ少なくランニングを続けられる |
| 初めてのスポーツシューズ | ヴェロシティニトロ4 | 柔らかい履き心地でランニングの楽しさを実感。「また走りたい！」と思える一足 |
| 毎日走る | ヴェロシティニトロ4 | 柔らかいクッションで脚を痛めにくい。故障リスクを抑えて継続しやすい |
| 週末ランナー | アディゼロ EVO SL | 週1回のランでも強い反発で爽快感抜群。履くたびにスピード感を味わえてモチベーションUP |
| クッション最優先 | ヴェロシティニトロ4 | より柔らかく足当たりの優しいクッション感がある |
| 軽さ重視 | アディゼロ EVO SL | ヴェロシティより約20～25g軽く、足運びが軽快。長時間でも足取りが重くならない |
| 反発感重視 | アディゼロ EVO SL | 弾むような高反発で蹴り出しが力強い。加速時の推進力を強く感じられる |
| 足首の安定感 | ヴェロシティニトロ4 | 前足部・踵の接地面が広く、着地時の左右ブレが少ない。足首周りの安心感◎ |
| 履き心地の柔らかさ | ヴェロシティニトロ4 | 履き口周りの厚めのクッションで足当たりがソフト。フィット感も快適 |
| 長時間履いても楽 | ヴェロシティニトロ4 | 高クッション＋適度な安定性で疲労が溜まりにくい。ゆっくりペースの長時間でも楽 |
| 幅広の足 | ヴェロシティニトロ4 | 日本人向けJAPAN FITで前足部にゆとりあり。ワイドモデルも展開で窮屈感なし |
| 細身の足 | アディゼロ EVO SL | ややタイトめのフィットで足にしっかりフィット。細い足でもブカブカしにくい |
| コスパ | ヴェロシティニトロ4 | 性能の割に価格が安く手に取りやすい。初期投資を抑えつつ高機能を享受できる |
| 耐久性 | ヴェロシティニトロ4 | 800km耐久のアウトソールで長持ち。ヘタリにくいミッドソールで寿命も◎ |
| 普段履き兼用 | ヴェロシティニトロ4 | クッションがしっかりして歩きやすく、落ち着いたカラーなら私服にも合わせやすい |
| 学生ランナー | アディゼロ EVO SL | 部活やサークルの練習でも活躍。インターバルやビルドアップ走にも使える高反発シューズ |
| 出費を抑えたい | ヴェロシティニトロ4 | 定価16,500円と手頃。性能と価格のバランスが良く、予算を抑えたい人に嬉しい |
| 2足目として | アディゼロ EVO SL | メインがゆっくり用ならスピード練習用に最適。用途が被らず使い分けやすい組み合わせ |
勝率は32対18でヴェロシティニトロ4の勝利。
もちろん、どの項目を重視するかでどちらが自分に合うかの印象は変わってきます。
あくまで挙げた50テーマの勝敗をカウントした結果です。
結局どっちがいいの？あえて一足選ぶとしたら・・・
シーン別の勝敗は前述の通りです。
結局どちらがいいのか、あえてランニングシューズを1足だけ選ぶなら…ヴェロシティニトロ4を選びます！
EVO SLは硬すぎず十分なクッション性で衝撃を吸収し、強い反発で推進力を生んでくれる優れたシューズです。
特にテンポアップしたいランやスピード練習には最適で、初心者から上級者まで安心して履ける一足だと思います。
実際、ゆっくりジョグよりもビルドアップ走やペース走で履くとその性能が光り、頼もしい存在。
一方、ヴェロシティニトロ4はクッションがEVO SLより柔らかくマイルドで、反発も十分感じられます。
履いて走り出した瞬間から脚取りが軽く、走る楽しさを感じさせてくれる非常に魅力的なシューズです。
しかも性能の割に値段もかなり抑えめなのも嬉しいポイント。
楽天なら１万円以下で買えることも。コスパ良すぎです！
総合的な クッションの心地よさ と 扱いやすさ・汎用性の高さ から、ヴェロシティニトロ4を選びました。
EVO SLも素晴らしいシューズですが、個人的な印象ではその性能が活きる用途が「スピード系の練習やレース」にやや限られるかな…という感じです。
その点、ヴェロシティニトロ4はジョグからある程度のペース走までオールラウンドに使える万能さがあります。
とはいえ、ヴェロシティニトロ4 と アディゼロ EVO SL はどちらもこれからしっかりと走りこんでランニングライフを楽しみたいランナーにとって心強い相棒になることは間違いありません。
最最後にもう一度選び方の目安をまとめると、
- 沈み込みの少ない高反発クッションで、とにかくテンポ良く走りたい なら → アディゼロ EVO SL
- 柔らかいクッションで脚に優しく、反発も感じつつ楽しく走りたい なら → ヴェロシティニトロ4
という選び方がおすすめです！
普段のジョグやゆったりランは軽くて優しい ヴェロシティニトロ4 でこなし、インターバル走やペース走などスピードが必要な場面では アディゼロ EVO SL を履く…という使い分けをすると、より無理なく充実したランニング習慣を継続できると思います。
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まとめ
以上、PUMA ヴェロシティニトロ4とアディダス アディゼロ EVO SLの比較でした。
両モデルとも高いクッション性と反発性を兼ね備えた万能シューズで、すべてのランナーの足元を支える優秀なシューズです。
それぞれに特徴があり、「走る時に何を重視したいか」で向いているモデルは変わりますが、どちらを選んでもきっと快適で楽しいランニング体験ができると思います。
ぜひ自分の好みや目的に合わせて選んでみてください！
どちらも買って間違いのないシューズなので、用途に合わせてお気に入りの一足でランニングを楽しんでください！
ヴェロシティニトロ4とアディゼロ EVO SLの個別のレビュー記事も投稿してますので、気になる方はこちらもぜひチェックしてみてください！
おすすめシューズをランキング形式で紹介！
シューズを１対１で比較！記事の一覧はこちらから。
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