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【レビュー】ミズノ ドライエアロフロータンク|快適さをワークマンのランニングウェアと試験で徹底比較

ミズノドライエアロフロータンク レビュー

夏のランニングウェアはどうせ滝汗でぐちゃぐちゃになるんだし、なんだかんだで安くて高機能なワークマンで十分でしょ

と思う方も多いのではないでしょうか?私もそうでした。

ワークマンのランニングウェアも安くて高性能でおすすめできます。

しかし、ミズノのドライエアロフロータンクならワークマンのランニングウェアよりも更に汗のべたつきもなく快適に走ることができます

本記事ではミズノのドライエアロフロータンクがなぜより夏場のランニングを快適にするのか、実際に着用してみた感想や簡単な試験のデータも交えてレビューします。

「とりあえずワークマン」で満足している人はぜひチェックしてみてほしいです!

執筆者紹介

  • 40代、妻と3人に子どもをもつ会社員ランナー
  • ラン歴3年目でフルマラソンには2回出場(自己ベスト:4時間37分20秒)
  • 学生時代は小学校のサッカー部以外に運動部の経験は無し

ランナーとしてはまだまだ初心者だからこそ、これからはじめる人に寄り添った発信ができると思います。

本サイトのミッションは、このサイトを通じてたくさんのに楽に楽しくランニングはじめてもらうこと。ランニングをはじめた方はぜひコメント欄から「ランニングはじめました」の一言でいいので、教えていただけると嬉しいです!

ミズノ ドライエアロフロータンクの特徴

公式より引用

まずはミズノドライエアロフロータンクの特徴についてご紹介します。

基本仕様

  • 製品名:ミズノ ドライエアロフロー タンク(J2MAC002)
  • 価格:4,510円(税込)(購入時)
  • 重量(実測S):61.8g
  • 素材:ポリエステル100%
  • 特徴:汗膜ができにくく濡れても通気性を維持/再帰反射プリント/ランニング向け軽量素材
  • 購入サイズ:Sサイズ(参考体型:身長162cm・体重54kg

特徴

『ドライエアロフロー』とは吸水性素材と撥水性素材を組み合わせることで、汗をかいても空気の通り道に水分を残さず、通気性を保つ素材です。

夏場のランニングでは大量に汗をかくので、Tシャツが肌にべったりついて不快に感じる方も多いのではないでしょうか。

ミズノドライエアロフロータンクは『ドライエアロフロー』技術により、汗をかいた状態でもべたつかず、通気性を維持します。

公式より引用

その他にも首回り腕回りが大きく開いており、風通しが良くランニング時の放熱を促進します。また、速乾性に優れるため、洗濯後も乾きやすく毎日の使いまわしにも便利です。


ミズノ ドライエアロフロータンクとワークマンのランニングウェアを比較|実測レビュー

公式より引用

ミズノ ドライエアロフロータンクを購入するまでは、ワークマンのランニングウェア『氷撃冷感(R)-10℃サーフシャツ』を使用していました。

こちらも十分に良い商品で、通気性、速乾性に優れており、夏のランニングウェアといえばワークマンだと思っていました。何より580円とコスパが非常に良いのがポイント!

しかし、ミズノドライエアロフロータンクを使用してみると

  • 汗をかいても軽い
  • 腕回りの通気性が良く涼しい
  • 動きやすい

といった点で違いが明らかであり、快適さ全然違いました

違いを具体的に説明するために、実際に測定、試験してみました。それぞれ詳しく解説していきます。

重量:ミズノドライエアロフロータンクの圧倒的軽さ

まずはそれぞれの乾燥状態での重量を計測。ワークマン氷撃冷感(R)-10℃サーフシャツは104.5gなのに対して、ミズノドライエアロフロータンクはわずか61.8g。

ワークマン氷撃冷感(R)-10℃サーフシャツでも十分軽いと思っていましたが、ミズノドライエアロフロータンクは更に40%も軽いです。

着ていることを忘れるほどの軽い着心地に驚きます。

カバレッジ(露出面積):開口が広く通気性◎

次にカバレッジ(露出面積)について比較します。

露出が大きいほど腕振りで生じる送風(脇〜背中の“空気の入れ替え”)が起きやすく、蒸れ抜けに有利です。

露出が多い分日焼けのリスクは増えますが・・・タンクトップを着ている時点で日焼けのリスクは許容している人が多いのではないかと思います。

写真を見て明らかですが、ワークマン氷撃冷感(R)-10℃サーフシャツは首、腕に合わせて開口が開けられていますが、ミズノドライエアロフローは腕や首よりも大幅に大きな開口が開けられています。

着用すると分かりますが、ワークマン氷撃冷感(R)-10℃サーフシャツはタンクトップとはいえ体に生地がまとわりつく感じがありますが、ミズノドライエアロフローは首、脇がスカスカで風通しが断然に優れています

実際に測ってみると、腕回りは8.5cm、首回りは4.5cmミズノドライエアロフローの方が広かったです。

通気性:大きなメッシュ穴で通気性も良し

通気性を見るために、ミズノドライエアロフローとワークマン氷撃冷感(R)-10℃サーフシャツを透かして比較してみました。

ミズノドライエアロフローはメッシュパターンで大きな穴が見られます。通気性は良さそうです。『ドライエアロフロー』技術で汗をかいてもこの穴をふさがずに風通しを確保する設計なのではないでしょうか。

ワークマン氷撃冷感(R)-10℃サーフシャツも透けて見えるので、風通しは良さそうです。

メッシュパターンを見ると全体的に薄く細かい穴が開いているようです。

もちろん着ている間は透けて肌が見えることはありません。

ミズノドライエアロフロータンク 透け感

実際着用して走ってみると、ワークマン氷撃冷感(R)-10℃サーフシャツの方は汗でべったりと肌に吸い付くような感じがありますが、ミズノドライエアロフローは服と肌の吸い付き感が少なく感じます

期待していたような汗をかいても風が通ってくる感じはあまりありませんでしたが、汗を吸った布が肌に吸い付く感じが少ないだけでも快適です。

吸水拡散:吸水と拡散の速さには大きな差が

汗が一点に留まらず広がるか吸水拡散性について試験してみました。

吸水拡散性が高いほど、汗が一点に留まらず広く薄く広がるため、肌面の「貼りつき」やペタペタ感が弱まります

また、水分が広がり表面積が増えることで蒸発が進み、乾きが早いと言えます。

試験の内容は、水滴を一滴たらして拡散の様子確認、拡散した直径を計測しました。それぞれ動画を見ると吸水と拡散には大きな違いがあったことが分かると思います。

ミズノドライエアロフロータンクの吸水拡散試験。垂らした瞬間すぐに吸収され広く広がる様子が分かります。吸水拡散性に優れていることが分かります。

一方、ワークマン氷撃冷感(R)-10℃サーフシャツは一瞬表面で水滴の状態で残り、そのあとジワーっと吸収されています。拡散するスピードもミズノドライエアロフロータンクよりかなり遅いです。

拡散した直径を測定してみました。ミズノドライエアロフロータンクは約25mm、氷撃冷感(R)-10℃サーフシャツは約13mm。ミズノドライエアロフロータンクは氷撃冷感(R)-10℃サーフシャツよりも倍近く拡散性に優れていることが分かりました。

肌表面の汗をすぐに吸収して肌表面を快適に保ち、生地内で拡散して乾燥しやすい素材になっていると言えます。

乾燥スピード:スピードはほぼ同じだが、乾燥の仕方に違いが

汗を含んだ後にどれくらい早く乾くか、乾燥スピードを実験してみました。

ミズノドライエアロフロータンクとワークマン氷撃冷感(R)-10℃サーフシャツを水に浸し、日陰で干して15分毎に重量を計測しました。

水を含んだ状態で、ミズノドライエアロフロータンクの重さは212.8g、ワークマン氷撃冷感(R)-10℃サーフシャツの重さは302.8g。

(含んだ水の量はミズノドライエアロフロータンクが151g、ワークマン氷撃冷感(R)-10℃サーフシャツは198.3g。布の面積が多い分ワークマン氷撃冷感(R)-10℃サーフシャツの方がたくさん水を含んでいます)

Mizuno ドライエアロフロータンク 乾燥試験

日陰のベランダに干していざ実験開始!

開始と同時に水のしたたり方に大きな違いが。

ミズノドライエアロフロータンク方が倍近くの速さで水がしたたり落ちていました

水切れの良さはミズノドライエアロフロータンクの方がかなり良さそうです。

15分毎に重さを測定した結果は以下の通り。

水の滴る速さからもっとミズノドライエアロフロータンクの方が早く軽くなるかと思いきや、乾燥速度の傾斜はほぼ同じ(15分、30分あたりで若干ミズノドライエアロフロータンクの方が早く見えるかなぁ・・・くらい)。

しかし乾燥の仕方に大きな違いがありました。

ミズノドライエアロフロータンクは水がどんどん下に落ちているようで、45分くらいですでに上部はサラサラに乾燥。下の方がしっとり濡れている感じでした。

一方ワークマン氷撃冷感(R)-10℃サーフシャツは全体的にしっとりしている感じでした。

拡散性の違いが乾燥の仕方にも出ているようです。


実際着用してみた感想:ミズノドライエアロフロータンクが断然快適

実際に着用してみた感想をお伝えします。結論からいうとミズノドライエアロフロータンクの方が断然快適で、ワークマンには戻れません。

重量感が全然違う

ワークマン氷撃冷感(R)-10℃サーフシャツも実測で104.5gと十分軽いのですが、ミズノドライエアロフロータンクは更に40%も軽く着ているかわからないくらい軽いです。

そして大きく違いを感じるのは汗だくになった時。夏場は走るとどうしても滝汗でランニングウェアは絞れるくらいぐちょぐちょになります。

ワークマン氷撃冷感(R)-10℃サーフシャツは汗を吸うと重さは300gほどにもなりますが、ミズノドライエアロフロータンクは210gほどとだいぶ差があります。

汗をかいた後も重さをさほど感じず快適に走れます。

通気性が全然違う

「タンクトップなら通気性は十分だろ」と思ってましたが、肩、首回りが大きく開いているとそれだけで内側の通気性は全然違います。また腕も動かしやすく走りやすいです。

ミズノドライエアロフロータンクも汗だくになるとさすがにびちょびちょで肌に張り付いてきますが、少し手でパタパタ引っ張ると布を通して風が通り、肌とウェアの間に空気の層ができるのを感じます

腕や首回り、そしてウェアの布を通した通気性の良さから暑い日のランニングもより快適に走れます。

ランニングのパフォーマンスも上がる

腕回りの開口が広く、腕降りしやすいのでランニングフォームも良くなりパフォーマンスの向上にもつながると感じています。

特に夏場のロング走など、後半疲れてきたところで汗だくでウェアも重くなるし、びちゃびちゃの布が重なりあって動きも悪くなってきます

ミズノドライエアロフロータンクならそういった不快感を軽減でき、より走りに集中できます。

一方でデザインがいまいち・・・

機能面はとてもいいのですが、個人的な好みになりますがデザインがいまいちかなぁと。

一昔前の部活っぽい感じがしてしまうので、ぜひもっとテンションが上がるようなおしゃれなデザインに期待です。

あと色も黒、青、グレイと地味で光を吸収しやすい黒目の色のような気がします。タンクトップは夏に着用することが多いと思うので、もっと光を吸収しない明るめな色があるといいなと思いました。


総合評価:夏場のランニングがより快適になるアイテム!

本記事ではミズノのランニングウェア、ドライエアロフロータンクについてワークマン氷撃冷感(R)-10℃サーフシャツとも比較しながら詳しく解説しました。

ワークマン氷撃冷感(R)-10℃サーフシャツもタンクトップで通気性も良く、夏のランニングウェアとしては十分快適です。何より590円とコスパが最高です。

一方で、「もっと夏のランニングを快適にしたい」という方は、ランニングウェアに投資してみるのもありではないでしょうか?

ミズノドライエアロフロータンクはワークマン氷撃冷感(R)-10℃サーフシャツよりも吸湿拡散性に優れ、通気性も抜群なのでより夏のランニングが快適になること間違いなしです!

ご参考になれば幸いです。


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